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売上高

2014年5月26日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00588 2014.05.26発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<売上高>
 5月も残すところあと1週間となりましたね。原則として、3月に決算を迎える法人は5月に確定申告を行います。国税庁のホームページの統計情報によると、法人の決算月は3月が約50万社と1番多く、次に多い9月の約28万社の2倍近い数となっています。260万社程ある申告法人のうち、おおよそ5分の1が5月に法人税の申告を行っているそうです。
 全ての法人は1年に1度は決算をすることになります。その中で最も重要な項目の1つが売上高です。この科目の取扱いにミスがあると、大きな追徴課税につながりかねません。今回のメールマガジンは、棚卸資産の販売に関する売上高についての話です。
 棚卸資産の売上高は、その棚卸資産をお客様に引き渡した事業年度の所得にしなければならないと決められています。よって、当期に商品を納品したのであれば、お金を受け取るのが翌期であってもその収入は当期の所得として確定申告をすることになるわけです。この点で注意をしておくべきことは、請求書の締切日が月末でない場合や請求金額が未確定の場合です。例えば、請求書の締切日が毎月20日である場合には、20日締めで請求をしたものだけでなく、21日から決算日までに納品したものの売上の申告を忘れないようにしなければなりません。また、請求しようとする金額が決まっていない場合であっても、商品の引渡日が当期であればその価額を適正に見積って当期の所得とすることになります。
 決算日前後の売上の申告の有無については特に注目されやすいので、正しい事業年度に売上高を計上するように心掛けましょう。

 □□税金クイズ□□  
[問題]
 ㈱△△は、3月31日を決算日とする法人です。毎月20日締で請求書を発行しており、当期(平成25年4月1日~平成26年3月31日)に納品した商品について得意先に請求した金額は次の通りでした。当期の売上高はいくらでしょうか。
 平成25年4月20日締の請求:180万円(うち平成25年3月21日~平成25年3月31日納品分60万円)
 平成25年5月20日~平成26年3月20日締の請求:1,900万円
 平成26年4月20日締の請求:240万円(うち平成26年3月21日~平成26年3月31日納品分80万円)
①2,080万円
②2,100万円
③2,120万円
正解は一番下へ!↓↓↓

 □□フライボード□□
 5月に入って急に暑い日が続きましたね。5月でこの陽気ですから今年の夏はいったいどれほど暑くなるのか今から気になります。
 気になると言えば、TVや雑誌で話題になったフライボードをご存知でしょうか?
 フライボードは、フランスの水上バイク世界チャンピオンが考案したもので、水上バイクにつながれたホースを通して、両手両足に装着した器具から噴射される水の勢いで水上を自由に飛ぶことができるマリンスポーツです。
 一見、身体のバランスをとるのが難しそうですが、初心者でも10分程度の練習で簡単に2~3mは宙に浮くことができるそうで、バナナボートより安全ともいわれています。
 このフライボード、日本に上陸してまだ日が浅いですが、沖縄、愛知、山梨、千葉と、体験できる場所も徐々に増えてきているようですので、今年の夏は涼と刺激を求めてフライボードにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

□□税金クイズの解答□□
[正解]②2,100万円
 平成25年4月1日から平成26年3月31日までに納品をした商品が当期の売上となります。よって「(180万円-60万円)+1,900万円+80万円=2,100万円」となります。

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☆今週号の編集責任者は 安田洋平 & 中原敬和 でした。
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