メールマガジン
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2011年10月17日発行
◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00458 2011.10.17発行◆◇◆
□□税務豆知識□□
<青色申告の特典>
青色申告の承認を受け適正な帳簿を記録している法人は、税制上、数々の特典の適用を受けることができます。その中で今回は、欠損金の特典について2点述べたいと思います。
1点目は、青色申告をしている事業年度で生じた欠損金は、翌期以降7年間にわたって繰り越すことができ、翌期以降の利益と通算することができることです。
2点目としては、前期に黒字で申告をした場合で、当期が赤字となった場合は、今期の欠損金の全部または一部を黒字で申告した前期に繰り戻すことができ、通算で前期に納めた法人税の還付を受けることができることです。ただし、この適用は原則として資本金が1億円以下の法人のみとされていますので、ご注意下さい。
□□税金クイズ□□
[問題]
青色申告の適用を受けるためには、その適用を受けようとする事業年度開始の日の前日までに、税務署長に対し青色申告の承認申請書を提出しなければなりません。そこでA社は、その適用を受けるため税務署長に対し青色申告の承認申請書を提出しましたが、税務署から何の通知もありません。この場合、A社の青色承認申請は承認されたでしょうか?
①承認された
②承認されていない
正解は一番下へ!↓↓↓
□□外尾悦郎□□
サクラダ・ファミリアといえば、スペインのバルセロナにある教会でアントニ・ガウディの作品として広く知られています。この教会は着工から約130年、ガウディの死亡から約85年を経過した今も建設中であり、未完成ながらも2005年にはその一部が世界遺産に登録されています。
この世界遺産の建設に貢献した日本人がいるのをご存知でしょうか。その人は、福岡県出身の彫刻家で「外尾悦郎」といいます。外尾氏は約33年前にバルセロナに渡ってサクラダ・ファミリアの建設に携わるようになり、現在では主任彫刻家を務めています。現在、ガウディが描いた設計図は残されていませんので、外尾氏はガウディの設計構想などを推測し、石を刻み続けています。
サクラダ・ファミリアは全部で18本の塔が建設予定ですが、現在8本しか完成していません。しかし、ガウディの没後100年にあたる2026年には完成予定というから驚きです。これは、最近の観光収入の好調さが、急ピッチの建設を資金面で下支えしているといわれています。完成まで15年、外尾氏はガウディと同じ方向を見つめ、「石の聖書」の建設に尽力されていくことと思います。
□□税金クイズの解答□□
[正解]①
申請書の提出日を含む事業年度終了の日において何の処分もないときは、その承認があったとみなす自動承認の制度があります。
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