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ETC利用明細書とインボイス

2023年12月20日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №1002 2023.12.20発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<ETC利用明細書とインボイス>
 10月1日からインボイス制度が始まり、早くも2ヶ月がたちました。まだ始まったばかりで、分からないことが多いのではないでしょうか。今回は発生頻度が高いであろう、ETCクレジットカードの高速道路利用料金(以下、ETC利用料金)に関するインボイスについて、お話ししようと思います。
 ETC利用料金に仕入税額控除を適用するには、全ての取引において、ETC利用照会サービスで「利用証明書」をダウンロード、保存することが基本となります。しかし、クレジットカード会社から発行される「クレジットカード利用明細書」を保存することを条件に、利用した高速道路会社等につき「任意の一回分」の利用明細書を取得・保存すれば仕入税額控除が認められます。また、利用証明書の「任意の一回分」の取得頻度について、毎月などの一定期間ごとに一回ではなく、利用した会社ごとに文字通り一回のみ取得するだけでよく、改めて取得する必要はありません。ただし別の高速道路会社を利用した場合は、別途その会社の利用証明書を一回分取得する必要がある点には注意が必要です。
 少しでも事務負担を軽減するためにも、制度を正しく理解していきたいですね。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]
次のうち「誤っている」選択肢はどれでしょうか。
①ETC利用料に仕入税額控除を適用するには、全ての取引に対して「利用証明書」をダウンロード、保存することが基本として必要である。
②「クレジットカード利用明細書」を保存することで、利用した高速道路会社ごとに「任意の一回分」の利用明細書を取得・保存すれば仕入税額控除が可能である。
③利用証明書の「任意の一回分」の取得頻度について、毎月一回分の取得をしなければならない。

 正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□今年の漢字□□
 師走恒例、世相を表す「今年の漢字」の発表が12/12にあり、2023年は「税」に決まりました。公益財団法人「日本漢字能力検定協会」が毎年公募し、「税」が最多の5976票でした。
 選ばれた理由としてたばこ税などの引き上げや所得税などの定額減税に関する議論、10/1から始まった「インボイス制度」といった税を巡る動向が注目されたことが主な理由とみられます。政府税制改正大綱が決定されましたが、来年も「税」に対する関心は一層続いていくと思われます。一人一人が納得のいく税制改正であって欲しいと思います。
 
□□税金クイズの解答□□
[正解]③
 「任意の一回分」の取得頻度は、一定期間ごとに一回ではなく、利用した会社ごとに「文字通り」一回のみ取得するだけで、改めて取得する必要はありません。ただし別の高速道路会社を利用した場合は、別途その会社の利用証明書を一回分取得する必要があります。
 
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☆今週号の編集責任者は 羽田広明 & 肥后由紀奈 でした。
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