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年末調整

2022年11月16日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №980 2022.11.16発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<年末調整>
 今年も年末調整の時期になりました。令和4年中に給与を支払った会社は、その従業員の状況に応じて適切な対応が必要になります。
(1)在職している従業員
①その会社を主たる給与の支払先としている場合
 その会社でしか働いていない従業員や、複数の勤務先のうちその会社を主たる給与の支払先としている従業員については、その会社の給与についてその会社で年末調整をすることになりますので、扶養控除等異動申告書などの書類を配付する必要があります。
 また、中途入社した従業員のうち、令和4年中に前職の会社から給与の支払いを受けた人については、その前職の会社から交付された給与所得の源泉徴収票がないと年末調整をすることができないというルールになっています。
②その会社を主たる給与の支払先としていない場合
 複数の勤務先のうちその会社を主たる給与の支払先としていない従業員については、年末調整を行うことはできませんが、給与所得の源泉徴収票を交付しなければなりませんので、これに記載する住所などに変更がないかの確認を行う必要があります。
(2)退職している従業員
 (1)①にもあるように、再就職先で年末調整を行う際などに、給与所得の源泉徴収票が必要となります。退職時に交付をしていない場合には、その従業員から作成の依頼があるかもしれません。
 上記のように、年末調整はその対象などを正確に把握するところから始まります。経理の方にとっては忙しい時期となりますが、後に提出をする給与支払報告書などにも影響がある点ですので、正しい処理を心がけましょう。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]
 年末調整に関する次の選択肢のうち、正しいものはどれでしょうか。
①主たる給与の支払先において、その主たる給与について年末調整を行う
②主たる給与と従たる給与を合算して、主たる給与の支払先において年末調整を行う
③12月中に支給期の到来する給与の支払いを受けずに転職した場合、その退職時に年末調整を行う
 
 正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□ふるさと納税自動販売機□□
 毎年、年末近くになると、ふるさと納税の駆け込みが増加します。多くの方は専門のWebサイトを利用していると思いますが、最近ではふるさと納税をすることができる自動販売機が増加していて、その利用者も増えているようです。
 ふるさと納税自動販売機が設置されているのは、道の駅やゴルフ場などです。最近では、旅館やアウトレットパークなどの行楽地にも設置されています。返礼品としては、食事券やゴルフプレー券が多く、場所によってはその土地の特産品も用意されています。
 ふるさと納税自動販売機での手続きは、運転免許証を自動販売機のセンサーにかざして氏名や住所を読み取らせることによって、数分で完了します。また、返礼品をその場で受け取ることができるため、送られてくるのを待つことはありません。
 秋の行楽シーズンも終わりに近づいていますが、旅先でふるさと納税自動販売機を見かけることもあるかと思います。年末に焦ることのないよう一度利用してみてはいかがでしょうか。 
 
 □□税金クイズの解答□□
[正解]①
 従たる給与については、年末調整を行うことはできません。12月中に支給期の到来する給与の支払いを受けた後に退職した場合や死亡退職した場合など、一定の場合を除いて、年の中途で退職した人については、その退職時に年末調整を行うことはできません。
 
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☆今週号の編集責任者は 安田洋平 & 佐原哲也 でした。
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