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インボイス制度の準備

2022年9月21日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №976 2022.09.21発行◆◇◆
 
 □□税務豆知識□□
<インボイス制度の準備>
 およそ1年後の令和5年(2023年)10月1日から消費税の仕入税額控除の方式としてインボイス制度が開始しますが、準備は進んでいるでしょうか。準備としては、インボイス発行事業者の登録を行い、その後は仕入先等の登録状況確認、請求書や領収書などの変更であったり、ゴム印を準備する場合もあると思います。
 制度開始時にインボイス発行事業者となるためには、令和5年3月31日までに登録の申請を行う必要がありますが、免税事業者の方は登録をすると課税事業者として消費税の申告をすることになりますので、状況によって登録した方が良いのか、登録しない方が良いのか検討が必要です。検討したうえで来年の3月31日までに申請をするとなると、あまり時間に余裕はありません。課税事業者が登録申請をする場合も、免税事業者が検討する場合も、どちらにしてもまだ動いていないのであれば、すぐに行動した方が良いかもしれません。
 今回のように制度が大きく変わるときは、どのようなことが起こるかわからないため、早めに対策しておくと良いでしょう。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]
A社の仕入先であるB社はインボイス発行事業者の登録を行わないことにしました。B社からの仕入についての仕入税額控除はどのようになるでしょうか。
①令和5年10月1日以降の仕入については仕入税額控除の適用が受けられない
②制度開始から3年間は80%、その後の3年間は50%の仕入税額控除を受けられる
③A社が登録しているので制度開始以降も仕入税額控除を受けられる
 
正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□おばあちゃんのおはぎ□□
 お彼岸の時期に食べる「ぼたもち」や「おはぎ」。どちらも、あんこでお餅を包んだ和菓子ですが、なぜ2つの呼び方があるのかご存じですか?先日、娘と「おばあちゃんのおはぎ」という絵本を読んでいたところ、初めてその理由を知りました。
 春と秋に迎えるお彼岸。それぞれ春分の日と秋分の日を中日として、前後3日間(合せて7日間)がお彼岸の期間となります。一般的には春のお彼岸には「ぼたもち」が、秋のお彼岸には「おはぎ」が食べられます。両方ともあんこ(小豆)でお餅(もち米)を包んだ和菓子であり、その呼び方の違いは作られる季節にあったのです。
 春の「ぼたもち」の由来は「牡丹餅」。春のお彼岸の頃は牡丹の花が咲く時期です。一方、秋のお彼岸に食べられている「おはぎ」の由来は「お萩」です。おはぎに使用する粒あんを秋に咲く萩の花に見立て、こう呼ばれるようになりました。萩の花も牡丹の花と同じく、濃いピンク色をしています。かつて赤色は魔よけの色とされていたため、魔を祓う効果を求めた、という説があります。
 さらに、春に食べられるぼたもちは基本的にこしあんで、秋に食べるおはぎは粒あんで作られます。これは小豆の収穫時期の違いが理由で、秋に収穫したての小豆は香りもよく、皮も柔らかいので、粒をいかして粒あんで食べるのです。なお、地域によっては「ぼたもち」「おはぎ」の呼び方が、通年そのまま使われているところもあるようです。
 さて、もうすぐ秋分の日で、まさに今がお彼岸期間ですね。普段、私も含めて馴染みのない方は、少々の「おはぎ」を味わってみるのはいかがでしょうか。
 
□□税金クイズの解答□□
[正解]②
 免税事業者などインボイス発行事業者以外から行った課税仕入れについては経過措置が設けられており、令和5年10月1日以降令和8年9月30日までの課税仕入れは仕入税額の80%を控除、令和8年10月1日から令和11年9月30日までの課税仕入れは仕入税額の50%について控除を受けられ、令和11年10月1日以降については控除が不可となります。 
 
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