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災害をうけた時の納税の猶予

2022年9月7日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №975 2022.09.07発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<災害をうけた時の納税の猶予>
 暑かった8月が終わり秋を迎えるこれからの季節、注意したいのは台風や大雨による家屋への浸水や土砂災害等の天災による被害ではないでしょうか。
 万が一、台風などの災害によって、納税者の方が所有する財産に相当な被害を受けた時、一定の要件の下で納税猶予を受けることができます。災害により全積極財産(不動産、現預金、有価証券等)に概ね20%以上の損失を受けた時、損失を受けた日以降一年以内に納付すべき国税や所得税の予定納税、法人税及び消費税の中間申告分について、その災害の止んだ日から2ヶ月以内に「納税の猶予証明書」を所轄の税務署長に提出・申請することで、損失の程度や当該財産の種類を考慮して、納期限から1年以内の猶予を受けることができます。この猶予を受ける場合、担保などの提供は不要ですが、猶予された税金の分割納付は認められないので、その点は注意が必要です。
 台風以外にも、地震や洪水などの天災による被害を受けてしまった場合は、国や地方自治体等が提供する支援制度を活用していくことで、少しでも早い復興の助けになればと思います。 

 □□税金クイズ□□  
[問題]
納税者であるAさんは、台風による水害で所有する財産に約35%の損失が発生しました。災害が収まった日から2ヶ月以内に所轄の税務署長へ、納税の猶予証明書を提出した場合、納税の猶予を受けることができるでしょうか。
①できる
②できない

正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□色彩心理学□□
赤、青、緑、黄…日々の生活の中で、様々な色に囲まれて生きていますが、色からは心理的・生理的に様々な影響を受けます。たとえば赤・黄などの暖色は、青などの寒色に比べて暖かさを感じるといった具合です。
 こういった色が人へ与える影響は、商業施設などでも活用されています。ファーストフードの代表格、マクドナルドといえば、赤・黄がイメージされますよね。この2色は下記のような効果があると言われています。飲食店としては効果抜群です。
・赤色、黄色とも視認性が高く、町中で目立つため広告効果が高い
・赤色は刺激、食欲、空腹感を感じさせる効果がある
・黄色は親しみやすさを感じさせ、明るく楽しい印象をもたれやすい
 一方で、青色は鎮静効果が、緑色にはリラックス効果があるとのこと。日々の生活に上手に色を取り入れることで、より豊かな生活が送れるかもしれませんね。そういえば当事務所のロゴは青と緑…みなさんにリラックス効果をお届けできていると良いのですが…笑。

□□税金クイズの解答□□
[正解]①
 災害によって、所有する全積極財産の概ね20%に損失が発生した場合、災害の止んだ日から2ヶ月以内に所轄の税務署長に「納税の猶予申請書」を提出・申請した時、納期限から1年以内の猶予を受けることができます。Aさんは財産の35%に損失が発生しているため、納税の猶予を受けられます。 

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☆今週号の編集責任者は 羽田広明 & 須田裕行 でした。
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