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為替差損益

2022年5月9日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №965 2022.05.09発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<為替差損益>
 先月の終わりに1ドルが130円台まで急落し、約20年ぶりの円安水準となっている日本経済ですが、今後も円安が進むのかが話題となっています。
 この円安により、外貨預金へ投資をしていた方が利益を確定させるため、外貨を日本円に戻す動きがあるようです。この場合に生じた利益を為替差益といいます。為替差益は、税法上、雑所得となり、原則として確定申告が必要となります。ただし、サラリーマンなどの給与所得者の場合、給与所得以外の所得が為替差益のみで、その金額が20万円以内のときは確定申告不要です。
 上記とは反対に、外貨預金を外貨から円に転換にした場合、損失が発生することもあります。この損失を為替差損といいます。為替差損が生じた場合には、確定申告の必要はありませんが、為替差損は他の雑所得と相殺することが可能です。雑所得に該当するものとしては、厚生年金や国民年金などの公的年金やサラリーマンの副業収入などがあります。
 今般の円安で外貨を日本円に戻したことにより為替差益が発生した方は、確定申告が必要か否かを必ず検討するようにしていただきたいと思います。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]
 AさんはX社に勤務する給与所得者ですが、ネットオークションによる副業で15万円の雑所得が生じています。また、投資していた外貨預金をドルから日本円に戻したことにより、10万円の為替差益が発生しています。この場合、Aさんは確定申告が必要となるでしょうか。
①必要
②必要でない
 
正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□母の日□□
 二年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークが終わりました。旅行やお出かけをして余暇を満喫された方も多いのではないでしょうか。そして、イベント盛りだくさんの5月、忘れてはいけないのが母の日です。今年はGW最終日と重なったためうっかり・・という方もいるのではないでしょうか?
 母の日は、日本では大正時代から行われていたようですが、第二次世界大戦が始まると母の日を祝うことは敵国の習慣であるとして禁止され、昭和初期には一時衰退しました。その後、戦後1949年頃からアメリカに倣って5月の第2日曜日に祝う「母の日文化」が日本でも定着していったようです。アメリカの母の日の創立者であるとされるアンナ・ジャービスが、亡き母親に白いカーネーションを贈ったことから、白いカーネーションは他界してしまったお母さんへ、ご健在のお母さんには赤もしくはピンクのカーネーションを贈ることが一般的になっています。縁起を担ぐタイプの方であれば白は避けた方が無難かもしれません。
 とはいえ、白いカーネーションも素敵です!相手が喜ぶお花を日ごろの感謝の気持ちを込めてお贈りしたいですね。
 
□□税金クイズの解答□□
[正解]①
 給与を1か所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超えるときは、確定申告が必要となります。Aさんは給与所得以外の所得が20万円を超えている(25万円)のため、確定申告が必要です。
 
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☆今週号の編集責任者は 佐原哲也 & 久松博子 でした。
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