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納税管理人

2022年1月24日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №958 2022.1.24発行◆◇◆
 
 □□税務豆知識□□
<納税管理人>
 納税管理人とは、確定申告書の提出や税金の納付などを、本来の納税者に代わってする人のことをいいます。
 例えば、日本国内の会社に勤めている人が1年以上の予定で海外の支店に勤務すると、所得税法上は日本国内に住所を有しない人とされます。このような人を非居住者といいますが、非居住者に不動産の貸付けによる所得など、国内で生じた所得があるときは、確定申告が必要となる場合があります。この場合、非居住者が納税管理人の届出を行い、納税管理人が確定申告書の提出や税金の納付をすることになります。
 この納税管理人制度ですが、実際には納税管理人を選任せず出国してしまうことが多かったようで、令和3年度の税制改正において制度の拡充が行われました。具体的には、納税管理人の届出をしなかった場合、税務署長が納税管理人の届出をすべきことを求めることができるようになりました。そして、その要請を受けても届出をしなかった場合には、税務署長は国内に住む親族などの関係者を納税管理人として指定できることになりました。
 上記の改正により、非居住者の所在を把握し連絡を取ることが困難である場合にも、税務の執行を行うことが可能となりました。この改正は1月1日から施行されていますので、今後出国の予定がある方はご注意ください。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]
Aさんは勤務先の海外支店に3年間勤務するため、今年4月に出国の予定です。また、国内でアパートを賃貸しており、毎年確定申告を行っています。Aさんは納税管理人の届出をする必要がありますが、納税管理人として勤務先の法人を選任することはできるでしょうか。
①できる
②できない
 
正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□子育て□□
 オミクロン株が急速な勢いで広まっています。従来株とは違い、10歳未満や10歳代の新規感染者の割合が、東京都で言うと全体の2割超と、かなり多いようです。子供が幼児で生まれつき外科的疾患があり、医療の進歩と周囲のご支援により、おかげさまで元気に生きていますが、ようやくお友達と少しずつ遊べるようになってきた矢先なので、心配は尽きません。
 振り返ってみると、生きていてくれるだけで良いと思っていたはずなのに、気が付けば毎朝、「速く食べなさい、うんちを速くしなさい。」と速く速くばかり言ってしまうのはなぜなのでしょうか。手術を乗り越え、今までとても頑張ってきたことを、いつの間にか忘れてしまっている親がここにいます。まずは自分たち親が、良い親でなくとも、笑顔でいられるように、うまく自分たち自身を労ってあげたいものですね。
 
□□税金クイズの解答□□
[正解]①
 納税管理人は、個人でも法人でも構いません。なお、Aさんが帰国し選任していた納税管理人を解任する場合には、解任届出書を提出しなければなりません。
 
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☆今週号の編集責任者は 佐原哲也 & 前田悠介 でした。
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