納税方法 ｜ メールマガジン｜須田裕行税理士事務所

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №949　2021.11.15発行◆◇◆
　
　□□税務豆知識□□
＜納税方法＞
　先日、メガバンクから当事務所に一通の手紙が届きました。そこには、今後法人や個人事業用口座の窓口業務について、今まで利用していた支店では取り扱いがなくなること、窓口での手続きを希望する場合には別支店に行く必要があることなどが記載されていました。私の利用している銀行だけかと思いきや、どうも多くの銀行が同様の対応を行なっているようです。法人の銀行業務に携わる方であれば、ご存知の方も多いことでしょう。
　法人や個人事業主が銀行で行う手続きの一つに、税金の納付があります。法人税や住民税、消費税のほかにも、給与から天引きしている源泉所得税や住民税など、様々な税金の納付手続きが生じます。しかし、納税のためにわざわざ電車やバスに乗って遠方の銀行に行くのは、いかにも面倒ですよね。そんな時は、電子納税の利用を検討してみてはいかがでしょうか。電子納税を利用する場合には、税務申告において電子申告を行なっていることが前提となりますが、電子申告自体はすぐに開始することができますので、顧問税理士や所轄税務署へ相談してみると良いでしょう。
　電子納税には、ダイレクト納付とペイジー納付、QRコード納付やクレジットカード納付など、いくつか種類があります。それぞれ少しずつ特色が異なりますので、自社の運用にあった形を選択できると良いですね。
　　
［問題］
　A社は今月よりダイレクト納付で納税の手続きを行いたいと考え、税務署にダイレクト納付の依頼書を提出しました。次の税目のうち、利用できないものはどれでしょうか。
①源泉所得税
②住民税
③消費税
　
　正解は一番下へ！↓↓↓　
　
　□□GoToトラベル□□
　政府は、GoToトラベルについて来年2月ごろの再開を検討しているというニュースがありました。昨年の12月に停止する前は色々と批判がありましたが、ワクチン接種も進み新型コロナウィルスの経口薬も年内に承認される方向ということで、ワクチンや検査の証明などを活用した制度で再開する方針のようです。ただ、手続きがあまりに煩雑だと利用者も伸びないでしょうし、簡単すぎても感染拡大防止の観点から不安でしょうから、条件設定はなかなか難しいですね。
　コロナ禍で子供たちは、楽しみにしていた修学旅行や文化祭など各種イベントがことごとく中止になり、子供のころの楽しい思い出であるはずのものがほとんどなくなってしまったので、GoToトラベルが再開した場合には、内容をよく検討したうえで、できれば利用してどこかに連れて行ってあげたいと思っています。
　
□□税金クイズの解答□□
［正解］②
　税務署にダイレクト納付の申請を行った場合、ダイレクト納付の利用ができるようになるのは、税務署に納める税金です。住民税はその納税先が各自治体ですから、税務署とは別にEltaxのダイレクト納付の利用申込みが必要になります。
　
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☆今週号の編集責任者は 須田裕行 ＆ 森正和　でした。
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