ページの先頭です

メールマガジン

メールマガジン

ホーム > メルマガトップ > 電子取引

電子取引

2021年10月4日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №943 2021.10.4発行◆◇◆
 
 □□税務豆知識□□
<電子取引>
 令和3年度の税制改正において、電子帳簿保存法の改正が行われ、来年1月1日から施行されます。今回はその中から電子取引に関する取扱いについてご説明いたします。
 電子取引とは、請求書や領収書などを電子メールやインターネットのホームページ上で授受する取引をいいます。電子取引による請求書などは、これまで紙で印刷したものを保存すればよいことになっていましたが、今後は必ず電子データで保存しなければなりません。また、電子データは下記の要件を満たす形で保存することが必要です。
 まず、電子データの改ざんを防止するため、タイムスタンプを付します。タイムスタンプを付さない場合は、電子データの訂正や削除を行った場合に、その記録が残るシステムを利用する、または、訂正や削除の防止に関する事務処理規程を定め、その規定に沿った運用を行うなどの措置を取ります。また、電子データの検索機能を確保しなければなりません。具体的には、取引年月日、取引金額、取引先に応じて検索できるようにすることが必要となります。
 上記要件の不備は、青色申告の承認の取消しの対象となり得るとされています。直ちに取消しとなるわけではないようですが、電子取引を行っている会社は計画的に準備していくとことが必要です。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]
 令和3年度の税制改正において、電子帳簿保存法の改正が行われました。A社は令和4年1月15日に、B社からの仕入の請求書を電子メールによりPDFで受取りました。この場合のA社の対応として正しいものは次のうちどれでしょうか。
①請求書は紙で印刷したものを保存する
②請求書は電子データ(PDF)で保存する
③請求書は紙で印刷したものまたは電子データ(PDF)で保存する
 
 正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□三鷹駅再開発□□
  三鷹駅南口周辺で進める再開発の拠点施設「子どもの森(仮称)」をご存じですか?この事業に日本を代表する建築家の隈研吾氏が市都市デザインアドバイザーとなられたそうです。隈研吾氏といえば、新国立競技場や、高輪ゲートウェイ駅など常に注目を集める建築デザインに携わっています。材料に木材を使う建築物が多く、木のぬくもりや和を感じるデザインで眺めていると心が落ち着く感じがします。
「木は、建物ができたあとでも切ったり貼ったり変わり続けることができるが、コンクリートはセメントと水を混ぜて固まってしまえば後戻りができない。木の時間は周りの変化に合わせて少しずつ手直しをしながら、人の生活と一緒にゆるやかに流れていく」と隈研吾氏は考えているそうです。
隈氏が関わる三鷹再開発で、木のぬくもりあふれる緑の中で高齢者も子どもも安心でゆったりとした時間を過ごせる街になるのが楽しみです。
  
 □□税金クイズの解答□□
[正解]②
 令和4年1月1日以降に、電子メールやインターネットのホームページ上で請求書や領収書などを授受する電子取引を行った場合には、その請求書や領収書などを必ず電子データで保存しなければなりません。
 
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
☆今週号の編集責任者は 佐原哲也 & 久松博子 でした。
☆須田会計事務所のホームページも是非ご覧下さい。URLは
 http://www.suda.gr.jp です。
☆アドレスの変更や配信中止については下記のリンクよりご一報お願いします。

http://www.sudatax.net/contact/

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

ページの先頭へ