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比例税率が適用される税金(消費税)

2021年4月26日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №921 2021.4.26発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<比例税率が適用される税金(消費税)>
 我々の日常生活と切り離すことのできない税金。それが消費税です。学校教育や社会保険による医療費など特定の非課税項目を除き、ほとんどすべての支出に消費税がかかります。
 ご存じのとおり、現行の消費税には食料品等に8%、それ以外に10%の税率が適用されています。これは2段階の税率というより、原則10%の税率のうち例外的に8%の存在を認めた構成で、大雑把に言えば、日本の消費税は10%の単一税率です。それではなぜ消費税は比例税率なのでしょう。それは消費税の納税のしくみに起因しています。
 所得税は1年間のすべての所得を合算してその合計額に対して超過累進税率を適用します。相続税は1回の相続で、贈与税は1年間で、それぞれ手に入れた財産の総額に対して同じく超過累進税率を適用します。すなわちこれらの税金には必ず集計作業が入ります。だから累進課税ができるのです。これに対して消費税は、買い物の都度、消費者が価格に上乗せして支払う税金です。だから1年間に消費した金額を合計することができません。このため単一税率とせざるを得ないのです。
 そしてこのことが消費税の弱点でもあります。お金持ちも貧しい人も同じ10%で負担するのですから、貧しい人の収入に占める負担割合はお金持ちより高くなります。これを逆進性といいますが、反対に所得税には、税率を高くしすぎると重税感のあまり勤労意欲が減退するという問題もあります。このため消費課税と所得課税のバランスをうまく組み合わせて、それぞれの欠点を補いあうのが望ましいのです。(つづく)
  
 □□自宅で美味しいビールを□□
 新型コロナウイルスの影響からか、自宅でビールを美味しく飲むための手段が増えてきているようです。
 まず筆頭に挙げられるのは、最近本格展開されてきている会員制生ビールサービスです。これはビールを自宅に配送してもらい、レンタルした専用の生ビールサーバーで飲むことができるというものです。このようなサービスは、基本的にはそのメーカーのビールが毎月一定回数、一定量届くことになっているようですが、様々なメーカーのビールを好きなときに好きな分だけ飲みたいという方には、ビールサーバーだけを購入するという選択肢もあります。こちらは私も試してみたことがあるのですが、ビールがより美味しくなったように感じました。
 きっかけは新型コロナウイルスなのかもしれませんが、自宅で飲むビールのクオリティが高まるのはビール好きにとっては嬉しいことです。
  
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☆今週号の編集責任者は 須田裕行 & 安田洋平 でした。
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