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基礎控除申告書

2020年11月16日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №906 2020.11.16発行◆◇◆
 
 □□税務豆知識□□
<基礎控除申告書>
 今年の年末調整では、「給与所得者の配偶者控除等申告書」が、「給与所得者の基礎控除申告書兼給与所得者の配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書」という書類に変わっています。この書類の中で基礎控除申告書の欄は、年末調整の対象となるすべての人が記入する箇所になります。
 基礎控除とは、所得税の計算をする際に所得金額から差し引くことができる所得控除の一つです。基礎控除の控除額は、昨年までは納税者の所得金額にかかわらず一律38万円でしたが、今年からは納税者の所得金額に応じて変わることとなりました。そのため、基礎控除申告書に今年の所得金額(見積額)を記入して提出しなければ、正しく年末調整の計算ができないのです。
 所得金額の記入欄は、給与所得の金額とそれ以外の所得の金額を記入する欄に分かれています。給与所得の金額は、今年の給与収入の金額を見積り、給与所得控除額を差し引いて計算します。この計算方法は申告書の裏面に記載されています。それ以外の所得については、所得金額のみを記入します。
 なお、基礎控除の控除額は、合計所得金額が2,400万円以下であれば48万円です。2,400万円を超えた場合には控除額が段階的に減少し、2,500万円を超えると控除を受けられなくなります。
 正確な所得金額の算出は大変難しいことだと思いますので、申告書の裏面などをよく読んで所得金額を記入するようにしましょう。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]
 所得控除の一つである基礎控除に関して法改正されたことによって、今年の年末調整から基礎控除申告書を提出することになりました。この基礎控除に関する記述として正しいものは次のうちどれでしょうか。
①基礎控除の控除額が一律38万円から一律48万円に引き上げられた
②合計所得金額が1,000万円を超える場合、基礎控除の控除額は0円となる
③合計所得金額が2,400万円以下の場合、基礎控除の控除額は48万円となる

 正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□アクリル板越しの会話□□
 最近、買い物などの会計をする際には、店員さんとの間にアクリル板やビニールシートがあり、さらにお互いにマスクをして話をするという光景が当たり前のようになってきました。そのため、何を話しているのか聞き取れないことが以前より多くなった気がします。ニュースなどを見ていると、そう思っているのは私だけではないようです。
 このような背景から、卓上型会話支援システムや集音器などの商品の需要が高まってきているようです。新型コロナウイルス感染症の影響で「聞こえにくい」という問題が一般化してきた結果、今まで使用されていなかった日常生活の場でもこのような商品が使用されるようになってきています。NTTでは、ガラスやアクリル板越しの会話を可能にする「ウインドウトーク」という新たな商品の開発も進んでいると聞きます。
 困ったことが世の中に生じたとき、そこにビジネスも生まれるということを肌で感じた出来事でした。
 
 □□税金クイズの解答□□
[正解]③
 基礎控除の控除額は、令和2年分から納税者本人の合計所得金額に応じて変わることになりました。合計所得金額が2,400万円以下であれば、控除額は48万円となります。2,400万円超2,450万円以下は32万円、2,450万円超2,500万円以下は16万円と減少し、2,500万円を超えると控除額は0円となります。
 
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