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分離課税のいろいろ(金融商品税制)

2020年11月9日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №905 2020.11.09発行◆◇◆
 □□税務豆知識□□
<分離課税のいろいろ(金融商品税制)>
 前回(№900、2020.10.5発行分)は土地税制についてお話ししました。すなわち地価の高騰を防ぐ政策が浸透しやすいように税率を明示した分離課税の手法が取られていること、税率は2段階で、短期譲渡には39%の高税率、長期譲渡には20%の低税率が適用されること、などです。
 今回は土地の譲渡所得以外の分離課税制度についてご説明します。その代表的なものが金融商品に対する制度です。金融商品から生じる所得といえば、預金や公社債の利子、株式の配当金、株式そのものの売却損益、証券投資信託の収益分配金、FXの利益など様々な種類があります。かつては、そのそれぞれに異なる課税方式が適用されており、実に複雑怪奇、我々専門家でもよく分からないという状況でした。そこでその反省に立ち、2016年から「金融商品一体課税」というしくみが導入されました。すなわち上述のようなさまざまな金融商品の収益に関しては、基本的な課税のしくみを統一したのです。ここでのキーワードは「シンプル」です。
 具体的には、①公社債・公社債投信の譲渡益は株式・株式投信と同様、20%の申告分離課税とする、②前記金融商品の譲渡損は譲渡益と通算できる、③「源泉徴収あり」の特定口座で管理する金融商品から生じる利益は確定申告不要とする、などです。不動産と異なり、金融商品にはそもそも源泉徴収というしくみがあります。所得の支払いをしてくれる証券会社等が、その利益から原則として20%の所得税を天引きするというものです。このため特定口座で管理すれば、これら商品の利益についてはほぼ確定申告の必要がなくなり、現在では制度が大幅に簡素化されています。(つづく)
 
 □□チョコ□□
 ルビーチョコレートをご存知でしょうか。とても鮮やかなピンク色をしており、口の中に入れて溶かしていくと最初はホワイトチョコレートのようなミルキーな香り。後からだんだんと苺やベリーのような甘酸っぱさが広がっていきます。この甘酸っぱさはイチゴのとげとげしい酸っぱさをなくしたジャムの甘みに近いものです。味はもちろんのことですが、宝石のように鮮やかで目を惹くビジュアルをしているため、インスタ映えするなどの理由で注目を集めています。
 このルビーチョコレートは、世界的なチョコブランドであるバリーカレボー社が開発したベルギー産のチョコで、ダーク、ミルク、ホワイトに次ぐ第4のチョコレートとして2017年9月に発表されました。フレーバーも着色料も添加物も使っておらず、色や風味は純粋にルビーカカオ豆に由来しています。このルビーカカオ豆に入っている特定の成分を加工する技術は同社にしかありません。
 日本では2018年1月にネスレ日本が初めて消費者向けに販売し、2019年のバレンタインには多くのルビーチョコレート商品が出回りました。そして今年11月1日から12月27日までの期間、ANAインターコンチネンタルホテル東京アトリウムラウンジでは、提供されるデザート全てにルビーチョコレートを使用したアフタヌーンティーを楽しむことができます。あまりに美しいので食べるのがもったいなく感じるほど。甘いもの好きの方は新しい色と味わいのルビーチョコレートを存分に体験されてみてはいかがでしょうか。
 
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☆今週号の編集責任者は 須田裕行 & 松井千佳子 でした。
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