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酒税の改正

2020年9月28日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №899 2020.9.28発行◆◇◆
 
 □□税務豆知識□□
<酒税の改正>
 最近色々なところで、お酒の値段が変わる、第3のビールが値上げになる、といった情報が出ていますね。実は、これは3年前に決まっていたことが、今年の10月1日に実行されるというものなのです。当メールマガジンでも2017年5月15日発行のNo.737で取り上げましたが、平成29年度税制改正により酒税改革として酒税の税率構造やビール系飲料の定義の見直しが行われました。税率構造について簡単にまとめると、ビール系飲料は2020年10月、2023年10月、2026年10月と段階的に改定され、最終的にはビール系飲料のすべてが同じ税率になり、ビールは減税、発泡酒と第3のビールは増税となります。清酒・果実酒は2020年10月と2023年10月に2段階で改定し税率が統一され、清酒は減税、果実酒は増税になり、チューハイ等は2026年10月に税率改定され増税となります。
 2020年10月1日の段階では、第3のビールは350mlに換算すると9.8円の増税となり、ビールは350mlに換算すると7円の減税となりますが、そもそも酒税の納税義務者は酒類の製造者ですので、製造者のコストがこの分増減するというお話です。実際の販売価格は、各酒類製造者が改正分をどのように価格に反映させるのかによって変わってきます。コロナ禍で家飲み需要が増えたようですが、改正前にまとめ買いをするのか、購入する酒類を変えるのか。皆さんはどうしますか。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]
 酒税改正の第1弾が2020年10月1日に実行されますが、次のうち正しいものはどれでしょうか。
①清酒が増税になる
②第3のビールが増税になる
③チューハイ等が増税になる
 
 正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□ドーピング□□
 新型コロナウイルスの影響により開催が危ぶまれている東京オリンピックですが、オリンピックで必ず問題となるのがドーピングです。オリンピック終了後のドーピング検査で陽性となり、メダルをはく奪されたという話はよく聞きます。
 ドーピングで最も印象に残っているのは、ベン・ジョンソン選手です。1988年ソウルオリンピックの男子100mで、当時スーパースターだったカール・ルイス選手との世紀の一戦に勝利しましたが、ドーピングにより金メダルをはく奪されました。その後もドーピング問題は絶えませんが、最近では、本人が意図しないドーピングも報道されることがあります。市販の風邪薬の服用で陽性反応が出てしまった場合や医師から処方された薬に反応してしまった場合など、これらは「うっかりドーピング」と呼ばれています。抜き打ちで検査が行われることもあるので、選手は日々注意を払う必要があります。
 スポーツ選手にとってオリンピックでの活躍は、その後の人生を左右すると言っても過言ではありません。しかし、見る側にとっては、応援していた選手がドーピングで陽性となれば、感動を返してほしいと思うこともあるでしょう。また、オリンピックから何年も経ってドーピングが明らかとなり、繰り上がってメダルを獲得したというニュースは、少し興ざめな感じがします。東京オリンピックは、真の勝者が決まる大会となることを願います。
 
 □□税金クイズの解答□□
[正解]②
 2020年10月1日に実行される改定では清酒は減税になり、第3のビールは増税になります。また、チューハイ等については、2020年10月1日では何も変わらず、2026年10月に増税となります。
 
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☆今週号の編集責任者は 森正和 & 佐原哲也 でした。
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