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年末調整の仕組み

2019年11月18日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №865 2019.11.18発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<年末調整の仕組み>
 会社に年末調整をしてもらうとお金が戻ってくるというイメージを持たれている方は多いのではないでしょうか。しかし、逆に税金が差し引かれてしまうケースもあります。今回のメールマガジンでは年末調整の仕組みについて簡単にご説明します。
①毎月の給与からは源泉徴収税額表(月額表)という表に基づいて計算された所得税が徴収されています。これは、毎月このくらいの給与をもらう人であれば、1年分の所得税を月々に分割して納めるとこれくらいになるだろうという概算の金額となっています。
 https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2018/01.htm
②その年の給与に係る最終的な所得税額の計算は、1月から12月までの給与が決まったところで、その1年分の給与に対して行われます。
③①と②がぴったり一致することはほぼありません。この差額を精算する手続きが年末調整です。
 冒頭の税金が差し引かれてしまうケースとは、②に比べて①が不足しているケースです。よくあるのは、扶養親族の数が減ってしまった場合です。例えば、扶養親族の数を1人として月々の給与を受け取っていたところ、その扶養親族について、年間のアルバイト収入が1,030,000円を超えた、年の途中で結婚してその配偶者に扶養されることになったなどの理由で、その方の扶養親族に該当しないことになったとします。すると、①は扶養親族1人で所得税が計算されている月がありますが、②は扶養親族0人で計算されるため、②よりも①が少なくなり、その不足分が12月の給与から差し引かれることになるというわけです。
 年末調整の仕組みを知っていれば、お金が戻ってこないのは1月から11月までの給与からの税金の徴収が少なかったためであるということがわかります。不足分を徴収される際には損した気持ちになるかもしれませんが、理由が分かると、その度合いは多少和らぐのではないでしょうか。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]
 年末調整に関する次の記述のうち、正しいものはどれでしょうか。
①源泉徴収税額表に基づいて源泉徴収されていれば、年末調整を受ける必要はない
②年末調整を受けると、必ず所得税が還付される
③年末調整を受けた結果、追加で所得税が徴収されることがある
 
 正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□革靴の手入れ□□
履いている靴を見れば、その人の人となりがわかる。昔からよく言われることですよね。ビジネスの場面で恥ずかしい思いをしないよう、定期的なメンテナンスを心がけたいものです。とはいえ、突然のゲリラ豪雨などで靴の中までびしょ濡れになってしまうこともあります。私は茶色の革靴を愛用していますが、濡れたことで靴の表面がボコボコしたり水染みができたりと、通常のメンテナンスではどうにもならなくなってしまいました。
 ネットでいろいろと調べていたところ、革靴を水洗いすると良いという記事を見つけました。専用洗剤などを使って洗うことで、革の中まで染み込んだ汚れなども落とすことができ、また型崩れも直るようです。さっそくクリーニングセットを購入し、先日水洗いをしてみました。やってみるとなんのことはなく、1足を洗うのに30分とかかりません。仕上がりもまずまずですし、艶も以前より出たように思います。意外と簡単で、とてもおすすめです。
 
□□税金クイズの解答□□
[正解]③
 源泉徴収税額表に基づいて源泉徴収されていても年末調整を受ける必要はあります。年の途中で扶養親族が減った場合などには、年末調整を受けた結果、追加で所得税が徴収されることがあります。
 
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☆今週号の編集責任者は 安田洋平 & 須田裕行 でした。
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