元号変更に伴う税務への影響 ｜ メールマガジン｜須田裕行税理士事務所

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №835　2019.4.15発行◆◇◆

　□□税務豆知識□□
＜元号変更に伴う税務への影響＞
　先日、新元号が令和になることが発表されましたね。2019年5月1日より、令和元年となります。元号変更に伴って、税務上の書類の表記も変更が必要になりますが、当面は、平成の表記でも書類を受け付けることが国税庁から発表されました。すでにプレプリントで「平成」と印字されている書類でも、新たに令和と印字されたものを取り寄せる必要はありません。
また、天皇即位に伴って、今年は4月27日から5月6日まで10連休となります。税務署はこの期間は閉庁となりますので、月末に期限が到来するもの、例えば2月決算法人で4月30日が申告期限となる法人税の申告書などは、その提出期限は連休明けの5月7日になります。なお、e-Taxは4月27日、28日は8時30分?24時まで利用可能ですが、4月29日～5月6日の間は利用することができません。
一方、連休明けの5月10日には、源泉所得税の納期限が到来します。この納期限は変更されませんので、連休明けの限られた時間の中で、納付の手続きを失念しないようご注意ください。

　□□税金クイズ□□　　
［問題］
Aさんは会社から2年間の海外出張を命じられ、平成31年4月30日に出国の予定です。所得税について納税管理人の届出をしたいと考えていますが、この届出の提出期限は、いつでしょうか。
①4月26日
②4月30日
③5月7日

正解は一番下へ！↓↓↓　

　□□タピオカ□□
　　当事務所のある武蔵野市では、空前のタピオカドリンクブームが到来しており、中でも吉祥寺駅周辺では11店舗でタピオカドリンクを販売しています。休日ともなればタピオカドリンクを求める人々で長い行列ができるお店も珍しくありません。
　このタピオカブームの始まりは、1983年に台中にある「春水堂（チュンスイタン）」のオーナー劉漢介さんが、中国茶をより西洋風に現代的な飲み物にできないかと開発を始めたことに由来します。サトウキビと氷と紅茶をシェイクすると、香り高い甘いミルクティーができることがわかり、そこに台湾では昔から食べられていたタピオカを入れて発売すると大ヒット。発祥からわずか10年で台湾の国民的な飲みものとなり、国内だけでなく全世界へ広がることになります。この春水堂ですが、日本では2013年にはじめての海外店舗として、代官山に1号店がオープンしました。市販のタピオカドリンクではなかなか味わうことができない台湾直輸入の大粒のタピオカが日本でも楽しむことができます。
　実はこのタピオカ、キャッサバという芋の根っこからつくるでんぷんで作られています。よくミルクティーに入っているブラックタピオカは、このタピオカにカラメル色素を加えたものを言います。タピオカの主成分は炭水化物。タピオカ100gあたり280kcalのため白米約2膳分のカロリーということになります。思いの外、高カロリーで驚きます。美味しい物は大抵高カロリー。飲み過ぎに注意して、皆様もぜひタピオカブームを楽しんでください。
　
　□□税金クイズの解答□□
［正解］①
　平成31年4月27日から5月6日まで、天皇の即位に伴って連休になります。期間内に法定期限が到来するものは、原則として連休明けの5月7日に期限が延長されますが、一方で一定の行為や事実に伴って期限が到来するものについては、その期限は延長されないことになっています。納税管理人の届出は、このケースに該当するため、連休前の4月26日が法定期限となります。

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☆今週号の編集責任者は　須田裕行　＆　松井千佳子　でした。
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