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年末調整の再調整

2018年11月19日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №815 2018.11.19 発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<年末調整の再調整>
 先日のメルマガにて、今年の年末調整から配偶者控除等申告書という新たな様式が追加されたことをご案内しました。同書類には、自分と配偶者の今年の収入や所得の状況を記載するのですが、年末調整関係の書類は一般的に11月中に記入して勤務先へ提出することになるため、12月にいくらの収入があるかわからず、記入時点で年間の所得金額が確定しません。したがって、見積額を記載することになっています。
 では、その見積額が誤っていた場合にはどうなるのでしょうか。もし従業員から、当初記載した見積額が正しくなかったとの申し出があった場合には、翌年1月に源泉徴収票を交付する時まで年末調整の再調整を行うことができることになっています。法令上は、あくまで「再調整することができる」ことになっており、会社側に再調整をする義務はありません。してもいいし、しなくてもいい、ということになります。
 例年は再調整を求められるケースはあまり多くありませんでしたが、今年はそのようなケースが増えるのではないかと思います。従業員とトラブルにならないよう、再調整を求められた場合の対応について、事前に対応を決めておくと良いでしょう。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]Aさんは配偶者控除申告書に、自分の所得の見積額を600万円、妻の所得の見積額を20万円として勤務先に提出していましたが、妻の最終的な所得は95万円になりました。Aさんは、12月中に勤務先にそのことを伝えましたが、会社では何も対応しないと言われてしまいました。この場合、Aさんのとるべき行動は次のうちどれでしょう。
 
①途方に暮れる
②確定申告をする
 
正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□ニッチYoutuber□□
 秋も深まり肌寒い日が増えてきましたね。日が暮れるのも早くなりました。長い夜の過ごし方といえば、テレビやラジオなどのツールは昔からですが、最近は何といってもYoutubeではないでしょうか。見たい時に見たいものがいつでも何回でも見れるというのが最大の利点です。若年層向けというイメージもありますが、さまざまなジャンルのYoutuberが動画をUPしており、必ずや興味のひく動画が見つかるでしょう。
 さて、ここで私のおすすめYoutuber3選の発表です。まず1組目は、テレビでもおなじみの東大生クイズ王が率いるQuizknock。ほぼ毎日、オリジナリティのあるクイズの動画をUPしています。これを見ていると、何となく自分も博識になった気になることができます。そして2組目は、鈴木貫太郎さん。こちらも毎日、数学の問題を解説する動画をUPしています。私自身は文系で、ちんぷんかんぷんな問題も多いですが、それでも見てしまう不思議な魅力があります。還暦近く、そして主夫という異色の経歴で、中高年の星かもしれません。そして最後は、予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」です。講師のたくみさんが、今まで耳にしたことのないような公式や定理を解説してくれます。難解の一言ですが、節々で飛び出すボケの数々だけでも視聴の価値はあるでしょう。
 このほか、教育系Youtuber以上にニッチな士業Youtuberも存在し、弁護士、会計士、税理士などが、法務・税務を解説している動画もあり、私自身も勉強がてら視聴しています。みなさまも、時間も潰せて、勉強にもなる、そんな秋の夜長をYoutubeで過ごしてみませんか。
 
□□税金クイズの解答□□
[正解]②
 Aさんの配偶者控除の金額は26万円になりますが、年末調整では38万円で計算されています。年末調整では所得税の納付不足となっているため、自分で確定申告をし、不足分の所得税を納付しなければなりません。万が一確定申告を行わなかった場合には、税務署から会社宛に連絡がいくことがありますので、十分にご注意ください。
 
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☆今週号の編集責任者は 須田裕行 & 井戸川真也 でした。
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