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生命保険契約の解約・減額・払済

2017年8月14日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №750 2017.8.14発行◆◇◆

 □□生命保険契約の解約・減額・払済□□
 法人税の節税策の一つとして、生命保険契約を活用する方法があります。代表者などを被保険者とする生命保険に加入し、その保険契約にかかる保険料の全部または一部を損金とする方法です。この方法は、保険契約を解約した場合に解約返戻金を受け取れることを利用して、毎年保険料を支払うことで税負担を軽くしながら、将来の役員などの退職金の資金を効率よく積み立てることを目的とすることが多く、保険会社が節税商品として広く売り出しているものです。
 こういった節税策は、決算で利益が出ているときは良いのですが、業況が悪くなったり資金繰りに不安が生じてくると、毎年の保険料の負担が重くなってしまいます。契約時に慎重な判断をすることが最も重要ですが、契約後にもし保険料の負担が重いと感じた場合には、保険契約を見直してみてはいかがでしょうか。
 保険契約を見直す際は、解約または減額もしくは払済への変更を検討しましょう。
・解約=解約時点をもって保険契約が解除され、同時点における返戻率に従って解約返戻金が払い戻されます(返戻金のある契約に限ります)。この返戻金は、その一部または全部が法人の益金となります。
・減額=保険金額を減額することで、保険料が減額されます。この場合、減額された部分は保険契約の一部解約となり、返戻金のある契約の場合には、その減額割合に応じた解約返戻金が支払われます。
・払済=既に支払った保険料をその保険契約の保険料総額とみなして、保険金額を下げた保険契約に変更することを言います。この場合、保険契約は継続するので解約返戻金は支払われませんが、税務上は当初の保険契約の解約があったものとみなして、払済保険への契約変更時における解約返戻金相当額の全部または一部が益金となります。
 以上からもお分かりのとおり、保険契約の変更や解約は、思わぬ税負担が課される可能性がありますので注意が必要です。保険契約の解約や変更を検討される際は、事前に保険会社や税理士等へご相談されることをおすすめします。

 □□税金クイズ□□  
[問題]
 A社は近年の業績が良くないことから、現在加入しているX保険を払済保険へ変更する手続を行いました。この保険は保険料の全額が損金となるもので、変更時における支払保険料総額は1,000万円、解約返戻金は700万円です。この手続の変更に伴う今期決算への影響はあるでしょうか。
①1,000万円の益金が計上される
②700万円の益金が計上される
③影響はない
 
正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□マスコット□□
2017年8月1日から8月14日までの期間、2020年東京オリンピック・パラリンピック公式マスコットキャラクターのデザインを募集していたことをご存知でしたか?
これは、受賞経験がある有名なクリエイターによるコンペ方式といったような従来の選考方法とは異なり、受賞歴の有無は問われず広く一般の方でも応募可能なオープンなものでした。応募作品は審査会の調査選考を経て、2017年12月に最終候補として4案程度公表される予定です。その後全国の希望する小学校によるクラス単位での投票が行われます。この投票により最多票を獲得した作品が、夏季オリンピックにおいては日本初となるマスコットに決定されます。
小学生の投票によりデザインを決定するという選考方法は、過去大会において前例のない取り組みです。クラスで議論し自分達で決め投票する経験は、東京五輪でしかできない経験で、きっと多くの小学生の心に強く残るのではないでしょうか。
日本はキャラクター大国といっても過言ではないほど、多くのキャラクターが生み出されてきました。大人から子供まで幅広い世代から親しまれるマスコットの誕生が今から楽しみですね。
 
□□税金クイズの解答□□
[正解]②
 保険契約を払済保険へ契約変更した場合には、その変更時点における解約返戻金相当の全部または一部が益金となります。A社が加入していた保険契約は全額が損金となる保険契約なので、解約返戻金の全部が益金となります。
 
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