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個人型確定拠出年金の加入対象者

2016年11月7日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №711 2016.11.7発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<個人型確定拠出年金の加入対象者>
 個人型確定拠出年金は、これまで自営業者や企業年金に加入していない人が加入対象となっていました。これらの人に加え、平成29年1月1日からは、公務員や第3号被保険者である主婦、一定の企業年金加入者なども加入することができるようになります。
 確定拠出年金は税制面でメリットがあることが特徴です。まず、加入者本人が拠出した掛金は、全額所得控除の対象となります。また、掛金を金融商品で運用することによって生じた利息、分配金、売却益などの収益は全額非課税となります。そして、運用してきた資産を年金として受け取る際には、公的年金等控除額を差し引いて所得税を計算することができ、一時金として受け取る際には、退職所得として課税され退職所得控除額を差し引くことができます。
 このようなメリットがありますが、以下の点に注意しなければなりません。確定拠出年金は、加入者本人が金融商品を選択して運用するしくみとなっており、運用状況によっては元本割れする可能性があります。そして、運用期間中は運営管理機関などに手数料を支払う必要があります。また、確定拠出年金は、原則として60歳からでないと受け取れませんので、急にお金が必要となっても使うことができません。
 今回の改正では加入対象者の拡大に加え、ポータビリティの拡充や小規模事業主掛金納付制度の創設などが予定されており、制度の利用拡大が見込まれています。ただし、確定拠出年金に加入するか否かは、上記を踏まえ総合的に判断すべきものと思われます。

 □□税金クイズ□□  
[問題]
 自営業者であるAさんは個人型確定拠出年金に加入しており、掛金の運用は投資信託で行っています。今年は投資信託の分配金と売却益の収益がありましたが、これらの収益に対する課税について正しいものはどれでしょうか。
①分配金、売却益ともに課税される
②分配金は非課税であるが、売却益は課税される
③分配金、売却益ともに非課税である

正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□顔合わせ□□
 私事ではありますが、先週末の土曜日に目黒雅叙園で両家の顔合わせを兼ねて食事会をしてきました。私は秋田の田舎出身で目黒雅叙園の存在はこの顔合わせの場所を調べたときに初めて発見したのですが、素晴らしい建築物に感動したので、今回はその備忘録として目黒雅叙園について記載します。
 目黒雅叙園の歴史は古く、昭和3年に細川力蔵氏が増改築を進めて料亭を開業したことから始まるそうです。敷地の総面積は約三万坪もあり、近年ではジブリ映画「千と千尋の神隠し」で湯屋のモデルにもなっています。最も有名な建築物は通称百段階段と呼ばれるのもで、東京都の有形文化財にも指定されているそうです。百段階段の入り口から頂上に到達するまでの間には7つの部屋が存在し、それぞれの部屋には特徴的な装飾がされているらしいです。
 今回の顔合わせでは、時期が合わず百段階段を見学することはできませんでしたが、庭園の中には人口の滝が流れており、トイレは入り口に朱塗りの立派な橋がありと見どころ満載でした。叶うならば百段階段が公開された時にもう一度目黒雅叙園を見学しに行きたいと思います。

□□税金クイズの解答□□
[正解]③
 確定拠出年金の掛金の運用期間中に生じた利息、分配金、売却益などの収益は全額非課税となります。

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☆今週号の編集責任者は 佐原哲也 & 武田恭兵 でした。
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