ページの先頭です

メールマガジン

メールマガジン

ホーム > メルマガトップ > 利子割の廃止

利子割の廃止

2016年2月8日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00673 2016.02.08発行◆◇◆
 
 □□税務豆知識□□
<利子割の廃止>
 先月開かれた日銀金融政策決定会合で金融緩和策としてマイナス金利の導入が決定されました。マイナス金利となるのは、あくまでも金融機関が日本銀行に預けるお金の一部に対してであり、私たちが銀行に預けているお金に対して適用されるものではありません。そうはいっても、私たちの預金に対する利息にも影響が出てくることは必至でしょう。
 その預金利息に関する税金について今年から改正があったことはご存知でしょうか。昨年までは預金利息に対して15.315%の国税と5%の地方税(利子割)が源泉徴収されていましたが、平成28年1月1日以降に法人が受け取る利息については、国税のみが源泉徴収され、利子割は源泉徴収されなくなります。
法人にとって源泉徴収される金額は、法人税および都道府県民税の前払いの性質があり、確定申告により納めるべき法人税および都道府県民税から控除または還付できることになっていました。そのため特に利子割については、各都道府県毎で徴収されるものの、控除または還付の精算業務は法人の本店所在地の都道府県に集計して行う仕組みとなっており、多大な事務負担が生じているのが実情でした。
今回の改正はこのような都道府県側の事務負担の軽減が主目的となっており、徴税の効率化やコスト削減が期待されます。法人側では利子割の源泉徴収はされなくなりますが、確定申告時の控除等もなくなるため、実質的な税負担は変わらないこととなります。また、個人が受け取る利息に対しては今まで通り5%の地方税も源泉徴収されるため影響はありません。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]
平成28年1月1日以降に受け取る預金利息について正しいものはどれでしょう。
①法人が受け取る預金利息からは、15.315%の国税が源泉徴収される。
②個人が受け取る預金利息からは、20.315%の国税が源泉徴収される。
③法人が受け取る預金利息からは、15.315%の国税と5%の地方税が源泉徴収される。
 
正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□字が綺麗になりたい□□
小さい頃から字が下手だと言われてきた私ですが、30歳を間近に控えて手書きの文章を書く機会が増えたため、もう少し綺麗な文字が書きたいと思い始めるようになりました。
 そこで書店で売っているペン字練習帳を購入し、文字を書く練習をコツコツ始めることにしたのです。初めは一週間もすれば綺麗な字が書けるようになるのかなと淡い期待を持って取り組んでおりましたが、やはり書き慣れた自分の字がそんなに早く変わるはずもなく、一向に上達しないまま一ヶ月程で挫折してしまいました。
 どうやら字を上手く書けるか否かのポイントは真っ直ぐな線を引けるかどうかにあるようです。本当にそうなのか疑問に思った私は妻に真っ直ぐな線を数本書いてもらい私の線と比べてみると、私の書いた線は、うねうねと波打ち、線と線の幅も均等ではなかったのに対し、字の綺麗な妻の書いた線は綺麗な真っ直ぐの線で、かつ横の幅も均等でした。
 真っ直ぐな線を書くコツは肘を正しく使いながら線を引くことにあるそうです。肘は机の上に載せない。肘とわきの間は握りこぶし2つほどあける。などいくつかのポイントがあり、実際に書いてみると以前よりは綺麗な真っ直ぐの線を書けるようになり、文字も上達したように思います。
 大人になってから自分の字を直そうとしてもなかなか直るものではありませんが、ひたすら文字を書き続けるよりは、このような理屈を知ってから文字を書く練習に取り組んでみると挫折なく、すんなりと文字が上手になるかもしれません。
 
□□税金クイズの解答□□
[正解]① 
 平成28年1月1日以後に受け取る預金利息からは、法人の場合には15.315%の国税のみ、個人の場合は15.315%の国税と5%の地方税が源泉徴収されます。
 
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
☆今週号の編集責任者は 井戸川真也 & 武田恭兵 でした。
☆須田会計事務所のホームページも是非ご覧下さい。URLは
 http://www.suda.gr.jp です。
☆アドレスの変更や配信中止については下記のアドレスまでご一報お願いします。
mail@suda.gr.jp
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

ページの先頭へ