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年末調整と扶養控除等異動申告書

2015年12月7日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00665 2015.12.07発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<年末調整と扶養控除等異動申告書>
 今年も残すところあとわずかとなりました。本年最後の給与の支払日が近づくにつれ、幣事務所でも年末調整の手続きが本格化し始めています。
 サラリーマンの多くは年末調整によってその年の給与に係る所得税を確定させ、源泉徴収された所得税について過不足額の精算を行います。その年末調整を行う際に必要となる書類が扶養控除等異動申告書です。この書類には、その人が扶養している親族や配偶者の情報などを記載します。その提出によって所得税額を減少させることができるのですが、たとえ扶養親族などが1人もいなかったとしても扶養控除等異動申告書の提出は必要となります。所得税法上、この申告書の提出がない場合には年末調整ができないことになっているからです。すでに皆さまにもこの書類が配られていると思いますが、会社から指定された期限までに必ず提出するようにしましょう。もし年末調整のときまでに扶養控除等異動申告書を提出しなかった場合には、ご自身で確定申告をすることになってしまいます。
 また、複数の会社から給与を受け取っている方であっても、扶養控除等異動申告書はすべての会社に提出するのではなく、自分にとってメインとなる会社にのみ提出します。なので、年末調整を行うのもこの書類を提出した会社から支払われる給与についてだけとなります。この状態では、メインの給与以外は所得税が未精算となってしまいます。そのため、その年末調整を行った給与以外の給与収入が20万円を超え、かつ、納付すべき税額があるときは、原則として確定申告をする必要がありますので申告漏れがないようご注意下さい。
 
 □□税金クイズ□□
[問題]
 年末調整に必要となる扶養控除等異動申告書に関する次の記述のうち、正しいものはどれでしょうか。
①扶養親族などは1人もいなかったが、扶養控除等異動申告書を提出した
②昨年提出した扶養控除等異動申告書の内容に変更がないので、今年は提出しなかった
③複数の会社に勤務しているので、そのすべての会社に扶養控除等異動申告書を提出した
 
 正解は一番下へ!↓↓↓ 
 
 □□メンタルヘルスチェック□□
 12月1日より、労働安全衛生法の一部を改正する法律が施行され、従業員50人以上のすべての事業場にストレスチェックの実施が義務づけられました。該当する会社は、ストレスチェックの実施時期や対象人数、受験人数等について、毎年1回労働基準監督署へ報告しなければなりません。
 弊所はこのメンタルヘルスチェックの義務対象には該当しませんが、試しに所員全員を対象に実施してみました。テストはWeb上で実施され、受験時間は75分ほどだったのですが、これがなかなか難しく…。おそらく情報処理能力や言語能力を測っているのだと思いますが、鶴亀算や四則演算をベースとした中学受験問題のようなものが多数出題され、受験後にはかなり疲労感がありました。
 この試験では、ストレス耐性、感情コントロール能力、コミュニケーション能力等を測ることができ、新卒採用や人事面での判断材料に使われることが多いようです。受験料は1人あたり8,000円と安くはありませんが、自分の客観的な評価を得られますし、自分で気づいていない能力や欠点などが見つかるかもしれません。ご興味ある方は受験してみてはいかがでしょうか。
 
 □□税金クイズの解答□□
[正解]①
 年末調整をするためには、扶養親族などが1人もいない場合であっても、自分にとってメインとなる会社に対して、毎年扶養控除等異動申告書を提出しなければなりません。
 
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☆今週号の編集責任者は 安田洋平 & 須田裕行 でした。
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