給与所得者の確定申告義務 ｜ メールマガジン｜須田裕行税理士事務所

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00625　2015.02.16発行◆◇◆

　□□税務豆知識□□
＜給与所得者の確定申告義務＞
　いよいよ本日2月16日から確定申告期間がスタートします。確定申告が必要な方は準備出来ているでしょうか。先週のメルマガでもお伝えしましたが、今年の申告期限は3月15日が日曜日なので翌日の3月16日月曜日になります。申告期限近くになると大変混雑しますので、直接税務署に申告に行かれる方は、早めに申告を済ませた方が良いでしょう。
　さて、収入が1ヶ所からの給与所得だけという方は、ほとんどの方が年末調整を受けて税金の精算は済んでいると思います。しかし、その中でも給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計が20万円を超える場合には確定申告が必要になります。一般的な給与所得者で副収入として想定されるものとしては、保険の解約による所得、太陽光発電の売電収入、ネットオークションやアフィリエイトなどのインターネットビジネス、といったところでしょうか。それぞれ、その収入を得るために必要な経費を差し引くことができ、収入から経費を差し引いた金額が所得(満期保険金はさらに特別控除額50万円を差引いた金額が所得、それを半分にした金額で判定)となります。一つ一つで判断するとおそらく20万円を超えるものは少ないと思いますが、複数ある場合はその合計となりますので、20万円を超える方も出てくるのではないでしょうか。今までは20万円を超えていなかったけれど、昨年はたまたま満期保険金がおりていて所得が増えていた、なんていうこともあり得ます。
　今からでもまだ確定申告は間に合います。1ヶ所からの給与所得者で給与所得以外の所得がある方は一度見直してみてはいかがでしょうか。

　□□税金クイズ□□　　
［問題］1ヶ所からの給与所得者であるIさんは、年末調整が済んでいる給与所得以外に、上場株式の配当(申告不要を選択)とFXでそれぞれ15万円の所得がありました。Iさんは確定申告が必要でしょうか。
①申告が必要である
②申告の必要はない

正解は一番下へ！↓↓↓　

　□□日本人の野菜不足□□
　ある調査の結果では、普段から野菜を摂取できていると思っている人は84.2％で、その内、1日の野菜摂取目標の350gに達しているのはわずか14.0％で、日本人の約8割強が野菜摂取できていると勘違いしていることが明らかになりました。その理由として、冬はその他の季節と比べると野菜摂取量が減っていると回答した人は56.9％で、主な理由は「価格が高くて買うのを控えるから」（48.5％）、「体が冷えるような気がするから」（30.3％）が挙がり、冬はその他の季節と比べると、炭水化物類（54.3％）やタンパク質類（58.4％）の摂取量が増えることがわかりました。身体を温めて大量に野菜が摂取できる冬の定番といえば鍋メニューです。参考までにカロリーの多い順に並べると、すき焼き897kcal、しゃぶしゃぶ、682kcal、キムチ鍋、570kcal、ちゃんこ鍋535kcal、ジンギスカン444kcal、カレー鍋340kcal、牡蠣鍋273kcal、寄せ鍋259kcal、たらちり鍋196kcal、湯豆腐108kcalとなります。
鍋といえば締めの雑炊や麺類なども大変魅力的ですが、カロリーは約200kcalがプラスされますので炭水化物の食べ過ぎには要注意です。まだまだ寒い日が続きます。美味しく楽しく食事をして体調管理には気をつけたいですね。
このコラムは、下記の調査を参考に書いています。

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000003149.html

□□税金クイズの解答□□
［正解］②申告の必要はない
　上場株式等の配当や少額配当などで確定申告をしないことを選択したものは、給与所得及び退職所得以外の所得金額の合計額から除かれますので、FXでの所得15万円だけが判定対象となり確定申告は不要です。
　

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
☆今週号の編集責任者は　森正和 ＆　宮下菜保子　でした。
☆須田会計事務所のホームページも是非ご覧下さい。ＵＲＬは
　http://www.suda.gr.jp　です。
☆アドレスの変更や配信中止については下記のアドレスまでご一報お願いします。
mail@suda.gr.jp
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲