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消費税増税は延期の方向へ

2014年11月25日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00614 2014.11.25発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<消費税増税は延期の方向へ>
先週の記者会見で安倍首相は、2015年10月から予定していた消費税率10%への引き上げを2017年4月に先送りする考えを示しました。先送りを決断した背景には、消費税増税法案に付随して設けられた景気判断条項があげられます。
2012年に3党合意をした際、消費税の引き上げについては名目および実質経済成長率(GDP成長率)などの指標を勘案した上で増税の停止を含めた措置を講じることが増税法案に盛り込まれており、今回それが適用されたことになります。11月17日に発表されたGDP速報値では、四半期ベースの名目GDP成長率は-0.8%、実質GDP成長率は-0.4%とマイナス成長となっていました。この指標だけをみて延期を判断するわけではないと思いますが、判断材料の1つとなったのではないでしょうか。
増税を2017年4月に延期する場合には、再延期がされないよう景気判断条項は盛り込まない旨を公表しているため、景気後退期であっても増税を推し進めることになると考えられますが、2017年までにどれだけ景気を回復させられるかどうかが今後の課題となるでしょう。景気対策の一環としても行われる税制改正について与党がまとめた税制改正大綱は、例年は年内に公表されていますが、今年は衆議院議員の解散総選挙に伴い、来年1月9日をめどに取りまとめる予定ということですので、税制改正の動向にも注目です。
 
 □□税金クイズ□□  
[問題]一般的に消費税と呼ばれるものは、国の税収となる消費税と地方公共団体の税収となる地方消費税を合算したものを指します。さて、現在の消費税率8%は、国と地方に何%ずつ配分されるでしょうか?
①国7%、地方1%
②国6.3%、地方1.7%
③国5%、地方3%

正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□流行語大賞□□
 先日、今年の流行語大賞にノミネートされた50語が発表されました。毎年この時期になると、今年の大賞は何かということが話題になりますね。候補となった言葉はその年の世相を軽妙に表現していることから、候補語を耳にすると1年間を振り返ってしまう方も多いのではないでしょうか。
 今年は、大ヒット映画となった「アナと雪の女王」から「ありのままで」と「レリゴー」や、お笑い芸人の「ダメよ~ダメダメ」などがノミネートされています。また、「STAP細胞はあります」、「ゴーストライター」、「号泣会見」など、ネガティブな言葉も候補となっています。ちなみに、昨年は、「今でしょ」、「お・も・て・な・し」、「じぇじぇじぇ」、「倍返し」の4語でした。「あー、そうそう」という感じですね。
 この流行語大賞は1984年に創設され、今年で31回目となります。過去の受賞語には、「リベンジ」や「アラフォー」など、今では一般的となった言葉や、「オバタリアン」や「ワイルドだろぉ」など死語に近いような言葉もありました。過去の受賞語を見ると、当時を思い出してしまうのは私だけではないでしょう。
 第1回の受賞は、「オシンドローム」と「まるきん まるび」という言葉でした。今、その言葉だけで内容を想像することできないのはやむを得ないと思いますが、今年の候補となった50語をすべて見たところ、その半分くらいは何も想像ができない言葉でした。徐々に世間に疎くなってきてしまっているようです。
(流行語大賞の受賞語や候補語については、http://singo.jiyu.co.jp/を参考にしました。)

□□税金クイズの解答□□
[正解]②
消費税率8%のうち、国に6.3%、地方に1.7%が配分されます。ちなみに、消費税率10%に引き上げした場合は、国に7.8%、地方に2.2%配分される予定です。
 
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