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休眠会社の整理作業

2014年10月20日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00609 2014.10.20発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<休眠会社の整理作業>
 今回は税務とは少し離れてしまいますが、法務省が本年度に休眠会社・休眠一般法人の整理作業を行うという話題です。
 休眠会社とは、最後の登記から12年を経過している株式会社。休眠一般法人とは、最後の登記から5年を経過している一般社団法人等をいいます。
 法務省がこの整理作業を行うのは平成14年以来12年ぶりで、会社法施行後初めてのことになります。
 この作業は、今年の11月17日時点で上記のいずれかに該当する法人に対し、法務大臣による官報公告と登記所からの通知により該当法人に行われますが、官報を見ていなかったから知らなかった。住所を移転していたので通知が届かなかった。などの理由があったとしても、来年1月19日までに事業を廃止していない旨の届出又は、役員変更などの何らかの登記を申請しない限り、来年1月20日に解散したとみなされ、登記官の職権で解散登記が行われます。
 ただ、このみなし解散が行われた場合でも、登記後3年以内であれば株主総会、評議員会等の法人継続に関する特別決議に基づき、決議後2週間以内に登記を行うことで法人の継続は可能です。
 会社の登記状況を常に把握されている方はいらっしゃらないと思いますので、休眠会社等を保有されている方で、将来、その会社の利用を考えている方はご留意ください。

 □□税金クイズ□□  
 有限会社Yは、平成5年に設立して以来、役員等の会社を取り巻く状況に変更がなかったため会社設立後は一度も登記を行っていません。今回の法務省の整理作業により登記が12年行われていないため、みなし解散の登記がされてしまうのでしょうか。
①登記される
②登記されない

正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□秋の味覚□□
 秋になると良く聞く言葉に「いもくりなんきん」という言葉がありますよね。私もこの3つには目が無いと言ってもいいくらい大好きで、この時期さまざまなお店で期間限定の誘惑に負けて頼んでしまいます。
ちなみに、この言葉は江戸時代からの故事・諺(ことわざ) のようです。 「芝居蒟蒻芋南瓜 (しばい・こんにゃく・いも・かぼちゃ)」この言葉は、江戸時代、女の人の好きな物を語呂が良いように、並べた物だそうです。大阪の町人出身と言われる井原西鶴の作品にも「とかく女の好むもの 芝居 浄瑠璃 いもたこなんきん」というのがあるそうです。元々は、「いもくりなんきん」では無く「いもたこなんきん」だったのですね。それが今では、女性が好きな秋の味覚として、「いもくりなんきん」 と使われているようです。そしてたくさん食べた後は、適度な運動も忘れずに・・・秋を満喫したいものですね。

□□税金クイズの解答□□
[正解]②
 会社法上、平成18年5月1日前に設立された有限会社は、特例有限会社として一般的な株式会社と区別されています。この特例有限会社は、役員の任期が無制限であることなど、役員の任期が定められている株式会社と扱いが異なるため、たとえ登記が何十年されていなくても、今回のみなし解散の対象とされません。

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☆今週号の編集責任者は 中原敬和 & 宮下菜保子 でした。
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