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相続税の宅地評価における減額

2014年8月18日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00600 2014.08.18発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<相続税の宅地評価における減額>
 相続税の申告において、財産の多くを占める不動産ですが、その中でも宅地の評価額がどれくらいになるかは気になるところです。
 今回は、宅地の評価において評価額が減額されるものをいくつかご紹介します。
①利用価値が著しく低下している宅地
 これは評価する宅地が、道路より高い位置又は低い位置にある場合や、地盤に甚だしい凹凸がある場合など、付近の他の宅地と比べ著しく価値が低下していると認められるものです。このような宅地の場合には、価値が低下していると認められる部分の面積に対応する評価額を10%減額することができます。
②高圧線下の宅地
 これは文字通り評価する宅地が、高圧線下にあり建物の建築制限を受けるものです。この場合、制限の内容にもよりますが、宅地の利用制限を受ける部分については、評価額を30%以上減額することができます。
③道路用地の提供(セットバック)が必要な宅地
 これは幅員の狭い道路に接している宅地で、建築基準法上の道路幅員4mを確保するため、宅地の一部を道路用地として提供する必要がある宅地です。
 この場合、道路として提供する部分については、評価額を70%減額することができます。
 上記の他にも、私道として利用されている宅地や、都市計画道路予定地の区域内にある宅地など、評価額が減額されるものはいくつもあります。
 宅地の評価といえば、小規模宅地の特例による減額がよく知られていますが、今回ご紹介したものも知っておいて損はないと思います。 

 □□税金クイズ□□  
[問題]次の宅地のうち、評価額の減額割合が一番大きいものはどれでしょう。いずれも減額される要件は満たしているものとして解答してください。
①日照阻害のある宅地
②行止りの私道
③建物の建築が認められていない高圧線下の宅地(借地権割合60%)

正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□炭酸水で疲労回復?□□
 疲労回復に効果が高いとされている食べ物といえば、豚肉、レバー、うなぎなどが思い浮かびます。これらの他に、最近では炭酸水が疲労回復に効果があるとされています。私が小学生の頃、部活の先生が「炭酸の入っている飲み物は飲むな。」と言っていたので、炭酸水に対する評価が以前とは変わってしまったようです。
 炭酸水の具体的な効果について調べてみたところ、その中に含まれる重炭酸が乳酸を体外に排出してくれたり、運動すると発生する水素イオンを中和してくれたりすることがわかりました。乳酸や水素イオンは疲労の原因物質とされており、炭酸水にはこれらを取り除く効果があることになります。また、炭酸には血管を広げ、血流を促進する作用があるため、肩こりなどにも効果があるようです。ただし、これらの場合の炭酸水は糖類や添加物が入っているものではなく、何も入っていないものですのでご注意ください。
 今年の夏はその効果を試すべく、毎日炭酸水を飲んでいます。今のところ、意識できるほどの効果は感じられませんが、飲んだ後の爽快感は単なる水を飲むよりも大きいので毎日飲み続けています。しかし最近は、規則正しい生活や適度な運動など、疲れにくい体を作ることのほうを優先すべきではないかと思うようになってきました。

□□税金クイズの解答□□
[正解]②
 ①は利用価値が著しく低下している宅地として10%の減額、②は70%の減額、③は50%と借地権割合を比較して、いずれか高い割合を減額することとされていますので、60%が減額されることになります。

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