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ビール系飲料にかかる税金

2014年6月9日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00590 2014.06.09発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<ビール系飲料にかかる税金>
 東京もとうとう梅雨入りし、じめじめとした嫌な天気が続きますね。これから夏に向けて暑さも加わり、北海道出身の私にとっては試練の日々となりますが、そんな時期に最も欠かせない飲み物、それはなんといってもビールです。今はビールよりも発泡酒、第三のビールの方が飲む機会は多いでしょうか。そこで今回はビール系飲料の税金についてお話しましょう。
ビールよりも発泡酒、発泡酒よりも第三のビールの方が価格が安いのは、それぞれに課されている税額の違いによるところが大きく影響しています。第三のビールは、1キロリットル当たり8万円が税金となりますが、ビールには1キロリットル当たり22万円もの税金がかかり、3倍近くも税額が変わってきます。350ミリリットル缶の場合、ビールは77円、第三のビールは28円が税金となり、約50円の差となります。発泡酒については、麦芽の比率によって3つに分類されており、麦芽比率が50%以上であれば350ミリリットル当たり77円、25%以上は約62円、25%未満は約47円と規定されています。
さて、先週のニュースでサッポロビールの極ZEROが話題となりました。今まで第三のビールとして販売していたものを、製造方法を見直し、発泡酒(麦芽比率25%未満)として再販売するというニュースです。国税庁の見解次第ではビールと同等の税額となってしまう可能性があるというのが見直しの理由のようですが、第三のビールに該当するかどうかについては原料などが細かく規定されており、企業側と国税庁側で認識が異なってしまったようです。ビールではないけれどもビールにより近いものを開発しようとする企業と、法の網の目は潜らせまいとする国税庁の戦いは今後も続くかもしれませんね。

 □□税金クイズ□□  
[問題]ビールにかかる税金と発泡酒(麦芽比率50%以上)にかかる税金はどちらが高いでしょうか?
①ビールの方が税金が高い
②発泡酒(麦芽比率50%以上)の方が税金が高い
③どちらも税金は同じ

正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□ワールドカップとお金□□
 今週、いよいよサッカーのワールドカップが開幕します。連日、日本代表の本番に向けた調整が報道され、国内でも大きな盛り上がりをみせています。開催国のブラジルではワールドカップの後にはオリンピックの開催も予定されていて、その経済効果は約6兆円ともいわれています。
 このワールドカップですが、その成績に応じて国際サッカー連盟(FIFA)から賞金が贈られることはご存知でしょうか。今回のブラジル大会では、優勝国に対して約35億円、総額では約576億円の賞金が支払われます。ちなみに、日本は前回大会ではベスト16で敗退しましたが、約9億円の賞金を受け取っています。
 また、出場選手が所属するクラブに補償金というものが支払われます。これは有力な選手の疲労や怪我などにより、大会後のプレーに影響を及ぼすことをクラブ側が恐れていることへ国際サッカー連盟が対応したもので、前回大会より実施されています。前回大会では出場選手全員に対して1人につき1日約14万円、総額約35億円の補償金が支払われました。
 サッカーが世界で最も人気のあるスポーツであるため、お金の話は付きものといえます。しかし、そのようなことは気にせず、4年に1度の世界的なイベントを純粋に楽しみたいと思います。

□□税金クイズの解答□□
[正解]③どちらも税金は同じ
発泡酒は麦芽比率によって税額が変わりますが、麦芽比率50%以上の場合、ビールと同等の税金がかかります。

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☆今週号の編集責任者は 井戸川真也 & 佐原哲也 でした。
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