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生物の耐用年数

2014年1月14日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00570 2014.01.14発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<生物の耐用年数>
 今回は生物の耐用年数についてです。なぜ急に生物の耐用年数かというと、年末年始のテレビ番組に頻繁に出てきた「ふなっしー」を見ていて、この話題を思い出したからです。
 原則として、減価償却という費用の配分が必要な資産は、支出金額の全額をそのままその期の費用にすることはできません。耐用年数というのは、そのような資産を購入した際に何年間にわたって費用化するのかという論点です。建物や車について耐用年数があるのはもちろんですが、生物についてもこれが存在していることをご存知でしょうか。
 生物に関する耐用年数は、大きく2つに分けられます。「生産に使用される生物」と「観賞用、興行用その他これらに準ずる用に供する生物」です。「ふなっしー」は梨の妖精らしいですが、その梨の樹は、樹齢に達した月から26年となっています。その他、牛や馬、さらにはアスパラガスについても耐用年数が定められています。これらは「生産に使用される生物」として取り扱われる場合の耐用年数です。一方、動物園の動物や水族館の熱帯魚などは「観賞用、興行用その他これらに準ずる用に供する生物」に該当します。その耐用年数は、魚類が2年、鳥類が4年、その他のものが8年です。かなり大雑把な区分になっていますね。これによれば動物園の象や虎やライオンはすべて8年の耐用年数となりますので、動物によっては実際の寿命とかなり乖離しているかもしれません。
 正月の休みにお子さんやお孫さんと動物園に出かけて、「この動物の耐用年数は…」などと考える方はなかなかいないと思いますが、動物園の経営者はそんなことを考えることがあるかもしれませんね。

 □□税金クイズ□□  
[問題]
動物園を経営している会社が、平成25年4月から平成26年3月の事業年度の期首にサイを仕入れて1,200万円支払いました。サイに関する支払いを考慮する前の利益は1,500万円でした。当期の利益はいくらになるでしょうか。なお、減価償却を行う場合には、定額法を選定しているものとします。償却率は以下のとおりです。
 2年:0.500 4年:0.250 8年:0.125
①300万円
②1,350万円
正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□休みボケ□□
 2014年に入りすでに2週間が経ちました。年末年始の長期休暇が明けてから1週間仕事をし、また3連休という人も多いと思います。この長期休暇明けの1週間、通常の生活にすぐに戻れたでしょうか。朝なかなか起きることができない、どうも仕事に集中できない、なんとなく体が動かない、などいわゆる休みボケになっていた人もいるのではないでしょうか。休み中は夜更かしをして、朝もゆっくり起きて、、、なんてことを繰り返していると、体がそれに慣れてしまい戻すのにも時間がかかりますよね。本当なら休み中も通常に近い生活を送っていれば休みボケにもなりにくいのでしょうが、せっかくの休みですし、心身共にゆっくり休みたいところです。
 では、休みボケを早めに解消するにはどうしたらいいのか。朝の目覚めを快適にするには自律神経を刺激することが大事だそうです。音・光・振動などで神経を刺激することで切り替えができます。例えば、目覚まし時計や携帯に「振動」機能をセットしておく、朝起きたら太陽の光を浴びたり、照明を明るくするなどして身体に光を取り入れる、テンションの上がる音楽をかける、などです。また、熱めのシャワーを浴びたり、ストレッチをして身体に刺激を与えるのも良いようです。
 まだ、なんとなく通常のリズムに戻れていない、この3連休でまたリズムが崩れてしまったという人は特に、またそうでない方も、普段の生活に取り入れてみると良いのではないでしょうか。この1年、快適に目覚めて良い年にしたいですね。
 
□□税金クイズの解答□□
[正解]②1,350万円
 この場合のサイに関する支払いは、減価償却資産の取得にあたります。「観賞用、興行用その他これらに準ずる用に供する生物」になるため、耐用年数は「器具備品」の「生物」うち「その他のもの」の8年となります。定額法を選定しているので、当期の減価償却費は1,200万円×0.125=150万円となり、当期の利益は1,500万円-150万円の1,350万円となります。
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