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年末調整

2013年11月18日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00563 2013.11.18発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<年末調整>
 今年も年末調整の季節がやってきました。今年度の税制改正により、昨年の年末調整から比べて変わった点が2点ありますので、ご紹介いたします。
 まず、復興特別所得税が創設されています。毎月の給与計算では既に通常の所得税に合わせて復興特別所得税が徴収されていることと思いますが、年末調整でも同様に所得税と復興特別所得税は合算して計算します。したがって、源泉徴収税額表は平成24年以前のものと平成25年のものとで金額が変わっていますので、必ず平成25年のものをご利用ください。
 次に、給与所得控除に関してです。平成25年より、給与等の収入金額が1,500万円を超える場合には、給与所得控除額が245万円の定額となりました。したがって、1,500万円を超える給与収入がある方は、平成25年分より所得税の負担が増えることが予想されます。また、この改正に伴って、所得税額の速算表なども改正されていますので、ご利用になる際はご注意ください。

http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm

 □□税金クイズ□□  
[問題]
 A商事の役員であるYさんは、本年の給与収入が2,100万円でした。扶養控除等申告書は会社に提出したのですが、12月に受け取った源泉徴収票には「年末調整未済」と記載されています。なぜでしょう?
①会社役員は年末調整の対象とならないから
②給与収入が高額だったから

正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□NISA口座の活用法□□
 2週間前のメールマガジンでNISA口座のことについて書かせていただきましたが、私もようやくNISA口座の開設手続きを行いました。NISA口座の開設には結構時間がかかるようですので、来年の取引開始に間に合うかどうか気になるところです。
さて、以前のメールマガジンでは、NISA口座で損失を出してしまうと、他の取引との損益通算ができないため、減税の恩恵を受けるどころか、増税になってしまうかもしれないというお話をしました。NISA口座での損失は絶対に避けなければならないわけですが、皆さまはどのような投資をご検討されていますでしょうか。今回は私が考えるNISA口座の活用法をお話したいと思います。
私が何に投資しようと考えているかといいますと、ずばり新規公開株式(IPO)への投資です。IPO投資とは、新たに上場する株式を、その上場前に一定の価格(公開価格)で購入することをいいます。今年に入ってから新規上場した株式は11月18日時点で32社ありますが、公開価格で購入し、最初に取引された価格(初値)で売却したと仮定した場合の勝率はなんと100%、上昇率は平均で2.3倍にもなります。アベノミクス効果による株式市場の活況も後押しした数字ではありますが、とても魅力的な結果ではないでしょうか。しかし、このIPO投資は当然ながら非常に人気が高く、公開価格で購入することができる方は抽選などで決定されるため、公開価格で購入したくてもできないのが現実です。そのため、非課税投資枠の100万円を使わずに1年が終わってしまうなんていう可能性もあるかもしれません。その時にはまた別の投資先を考えなければいけませんね。
 
□□税金クイズの解答□□
[正解]②
 その年中の主たる給与の収入金額が2,000万円を超える人は、年末調整の対象となりません。
 
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☆今週号の編集責任者は 須田裕行 & 井戸川真也 でした。
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