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新品よりも中古品

2013年9月17日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00554 2013.09.17発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<新品よりも中古品>
 固定資産の購入費用は購入時に全額費用計上することはできず、定められた年数にわたって少しずつ費用計上していくことになります。これを減価償却といいますが、例えば普通自動車の耐用年数は6年と決まっており、支出した金額を6年かけて費用計上していきます。そのため、固定資産の購入は思うほど利益の圧縮ができず、節税には向かないといえるかもしれません。しかし、中古の固定資産を購入した場合、一部例外を除いては下記の計算式により耐用年数を計算することとなり、新品よりも耐用年数を短くすることができます。
 「新品の耐用年数-経過年数×80%」
※1年未満の端数が出た場合は切り捨てし、その答えが2年未満となる場合には耐用年数は2年となります。
経過年数4年の普通自動車の耐用年数は「6-4×80%=2.8→2年」となります。耐用年数が2年の場合、定率法を採用していれば償却率は100%ですので、全額を経費計上できるようになります。期中に事業供用した場合には、月数按分が必要になるため、その期に全額経費計上とはいかなくなりますが、新品の固定資産を購入した場合と比べると利益の圧縮効果は歴然でしょう。気分的には新品を購入した方が良いかもしれませんが、節税を考えると中古品を購入するという選択もありなのではないでしょうか。
 
□□税金クイズ□□  
[問題]A法人は経過年数4年の中古車を100万円で購入し、期首から事業供用しました。定率法を採用している場合、減価償却費として費用計上できる金額はいくらでしょうか。 (新品の耐用年数は6年、償却率は6年の場合33.3%、2年の場合100%)
①100万円
②33万3000円

正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□東京オリンピック□□
 先週は2020年のオリンピック開催地が東京に決まるというビッグニュースに日本中が沸きました。1964年以来56年ぶりで、2度目の開催はアジアで初めてだとか。なかなか進まない震災被災地の復旧、電力の供給、汚染水問題、インフラ整備など開催までに解決しないといけない問題も沢山ありますが、逆に東京開催が決まったことにより政府も早急にやらざるを得なくなったのではないでしょうか。これにより関連する事業が増えて、雇用も増え日本の経済・社会全体が良い方向に進んでくれるといいですね。
 そういえば、私の父は学生の頃、国道20号線沿線に住んでおり東京オリンピックのマラソンを生で観戦していたという話を以前聞いたことがありました。今度は私の子供も一緒に親子3代での観戦を実現したいと考えています。2020年の自分はどのようになっているのか、どうなっていたいか目標を立てて、7年後にはその通りの、もしくはそれ以上の自分になってオリンピックを観戦したいものです。オリンピック自国開催など、なかなか経験できるものではありません。国民みんなで盛り上げていきましょう。
 
□□税金クイズの解答□□
[正解]①
 中古資産の耐用年数は「新品の耐用年数-経過年数×80%」(1年未満の端数が出た場合は切り捨てし、その答えが2年未満となる場合には耐用年数は2年)の算式によって求められます。したがって、耐用年数は2年となり、耐用年数2年の償却率は100%であるため、購入費用の全額100万円が費用計上できる金額となります。

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☆今週号の編集責任者は 井戸川真也 & 森正和 でした。
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