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実のある勉強~ふるさと納税~

2013年8月12日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00549 2013.08.12発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<実のある勉強>
 最近、個人の住民税の勉強をしているのですが、人に説明する前にまず自分で経験しておかなければと思い、ふるさと納税をしてみました。
 納税と言っても、実際は都道府県や市区町村に対する寄付で、自身の故郷がない方でもできます。
 この制度は、税収不足の自治体に対する格差是正を推進するために設けられた制度で、支出した寄付金が2,000円を超える場合に、寄付者の所得税と住民税の負担が軽減されるという特典と、寄付者が寄付金の使い道を選ぶことができるという特徴があります。
 実際にどれだけ税負担が軽減されるのかというと、給与収入が500万円で基礎控除以外に所得から差し引かれるものがない方が、3万円のふるさと納税をした場合、所得税で2,800円、住民税で25,200円が軽減されることになります(軽減される額には限度があります)。
 具体的な寄付の方法は、寄付したい自治体に申請をして、寄付をして、自治体から交付される領収書をもとに申告することで上記の軽減が受けられます。
 いくつかの自治体にふるさと納税をしてみたのですが、地域によっては特産品が貰えるところや、クレジットカード払いでの寄付を受け付けているところなど様々でしたが、いずれの自治体も「頂いた寄付金は○○○のために使わせて頂きます。ありがとうございました。」という内容の丁寧なお礼状が届きます。
 多少、特産品目的で選んだ自治体もありますが、何に使われているか分からないもののために支払うより、使用目的が明確なものに支払う方が、税金を取られているというより、自治体に貢献しているという気持ちにさせてくれます。
 皆さんも、故郷や好きな町に気持ちよく納税してみてはいかがでしょうか。

 □□税金クイズ□□  
[問題]Aさんは、国に対して10万円を寄付しました。この寄付金についてふるさと納税による税額の軽減を受けることができるでしょうか。
①できる
②できない

正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□観光大国日本へ□□
 先日、遅ればせながら初めて東京スカイツリーへ行ってきました。その中で驚いたのが外国人観光客の多さでした。JNTO 日本政府観光局が発表している訪日観光客数の2012年4月と2013年4月を比較してみると、アジアトータルでは22%増ですが、韓国から訪れる人が44%増、中国は-46%、と国によって違いがあるようです。ヨーロッパトータルでは25%増、北米は10%増、オセアニアは33%増で、総トータルでは23%も増えているようです。 東日本大震災の風評も一段落して、諸外国の方々も日本に来やすくなったのでしょうか。 観光大国日本への動きが始まったと言えるかもしれませんね。 一方で、日本人海外旅行者はどうでしょうか。これまでの最高は2000年の1,781万人でした。そして、2012年は1,849万人と過去最高の数字を記録しています。2011年は1,699万人でしたので8%伸長しており、要因の一つとして高い円高水準による追い風があげられています。
若者の海外旅行離れについての問題を耳にすることがありますが、実際に肌で感じ、身に付けたことは、受験勉強のようにすぐには結果が見えないかもしれませんが、人生を長いスパンで考えた時、必ずプラスに働くことと思います。また、もちろん、大人も時間を見つけて、海外に限らず日常から少し離れたところで新たな体験を通じてリフレッシュしたいものですね。

□□税金クイズの解答□□
[正解]②できない
 ふるさと納税による税額の軽減をうけることができるのは、都道府県や市区町村に対する寄付に限定されています。したがって本問の国に対する寄付は所得税の寄付金控除のみが適用され、住民税のふるさと納税の適用はありません。

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☆今週号の編集責任者は 中原敬和 & 宮下菜保子 でした。
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