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消費税の任意の中間申告制度の創設

2013年6月3日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00539 2013.06.03発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<消費税の任意の中間申告制度の創設>

 消費税が8%へ増税される平成26年4月1日以後に開始する課税期間より、本来中間
申告義務のない事業者(直前の課税期間の確定消費税額及び地方消費税額が60万円以
下の事業者をいいます。)についても任意で中間申告が可能となる制度が創設されま
した。これは消費税納付のための資金繰り管理の観点から任意の前払いを認めましょ
うという趣旨で創設された規定ですが、適用上の留意点もあります。まず、適用を受
けるためには中間申告書を税務署に提出しなければなりません。
さらに、いくら任意の申告といえども納付期限までに納付しなかった場合には延滞
税が課されてしまいます。適用を検討される方はご注意を。
 なお、消費税は所得税、法人税などのように分割して払うという措置は講じられて
おらず、納付期限に金銭で一時に納付しなければなりません。
今回の「消費税の任意の中間申告制度」の活用のほか、月々納税資金を積み立てる
等、税率の引上げに備えておきましょう。

 □□税金クイズ□□  
[問題]
A社は前課税期間の確定消費税額等が60万円以下なので中間申告義務はありませ
ん。ですが確定申告時の納税負担を考慮して半期で一度消費税を納付してしまおうと
考えています。正しい手続きはどちらでしょうか?
①中間申告書を提出せず納付書だけ作成して納付する
②中間申告書を提出して納付する
 
正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□電王戦□□
1ヵ月ほど前、電王戦といわれる将棋の対局が行われていたのはご存知でしょう
か。プロ棋士とコンピューターソフトが5対5で戦う団体戦です。結果は3勝1敗1分け
でコンピューターに軍配があがりました。私は第4局と第5局を観戦していたのです
が、とても興奮する対局で見ていて楽しかったという気持ちとは裏腹に、屈指の頭脳
集団よりもコンピューターが優れているという結果が出たことに一抹の不安を感じま
した。特に第5局のプロ棋士代表である三浦八段は、たった10人しか在籍できないA級
リーグに属し、直前のリーグ戦では羽生三冠に唯一の黒星をつけた人物です。そんな
三浦八段をもってしてもコンピューターには敵いませんでした。将棋界に激震が走っ
た1日だったに違いありません。
コンピューター化の波はどの業界にも押し寄せてきており、もちろん会計業界でも
コンピューターはなくてはならない存在となっています。今はコンピューターを使う
側ですが、いずれコンピューターに支配され私たちは無用の長物となる世界が来てし
まうかもしれません。もしかしたら会社の意志決定もコンピューター化され、社長で
さえも立場は危うくなるかもしれませんね。

□□税金クイズの解答□□
[正解]②
 中間申告義務がない事業者が任意で中間申告をする場合、中間申告書の提出が必要
とされる。
 
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☆今週号の編集責任者は 長田広幸 & 井戸川真也 でした。
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