消費税率引き上げ ｜ メールマガジン｜須田裕行税理士事務所

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00533　2013.04.15発行◆◇◆

　□□税務豆知識□□
＜消費税率引き上げ＞
　いよいよ消費税率の引き上げまで1年を切りました。来年の今頃はもう消費税率が8％になっています。消費税は基本的に物品やサービスの受け渡しが行われた時点での税率が適用されます。ただし、物品やサービスの受け渡しが来年の4月1日以後になるものでも一定のものについては、改正前の5％の税率が適用される場合があります。これを経過措置といいます。
　例えば、遊園地や映画館などの入場券や鉄道などの定期券です。実際に遊園地や映画館、鉄道などを利用するのが平成26年4月1日以後であっても、その入場券や定期券を平成26年4月1日前に購入していれば、改正前の税率が適用になります。また、住宅等の建築も同様の経過措置が設けられています。住宅等の建築は契約をしてから完成・引き渡しを受けるまでに長期間かかります。そのため引き渡しが平成26年4月1日以後であったとしても、建築請負契約が平成25年9月30日までに行われているものについては、改正前の税率が適用されます。
　このほかにも経過措置が設けられていますので、詳しい内容を知りたい方は国税庁のＨＰで消費税法改正のお知らせなどをご覧下さい。
　http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/shohi/201303.pdf
　
　□□税金クイズ□□　　
［問題］
　Ｍさん一家は子供の春休み最後の日曜日である平成26年4月6日に東京ディズニーランドに行くことにしました。1デーパスポートを購入しようと考えていますが、このとき消費税率5％が適用されるのは次のうちどれでしょう。
①当日チケット売り場で購入
②前日に自宅にてオンラインでディズニーeチケットを購入
③1週間前の日曜日に最寄りのディズニーストアにて購入

正解は一番下へ！↓↓↓　

　□□Windows XPのサポート終了まで1年□□
　皆さんのパソコンはWindowsですか？Macですか？日本の企業のほとんどはWindowsが利用されているようですが、そのうち約4割のパソコンのOSがWindowsXPです。
　OSとは、パソコンのディスクなどの管理や、ソフトを利用する上で必要な基本機能を提供するもので、パソコンを利用するにはなくてはならないものです。
　そのOSにセキュリティー上の問題が生じるとしたら皆さんはどうしますか？
　XPは、来年4月9日にサポートが終了するため、日本マイクロソフトの樋口泰行社長は、記者会見でユーザーへ新しいOSへの移行を呼びかけていました。
　というのも、サポート終了後はプログラムの欠陥やウィルスの脅威に対し修正プログラムなどの提供はなくなるので、ウィルス感染や不正アクセスのリスクが高まるためです。
　Windowsを使い続ける企業がサポート終了に対処するには、OSをWindowsVista以降にアップグレードするしか手段はなさそうですが、業務で使うソフトの中にはXPでしか使えないものもあるようなので、なるべく早めに対策を考える必要がありそうですね。
　　
□□税金クイズの解答□□
［正解］③
　1週間前の日曜日は平成26年3月30日であり、実際に行く日が平成26年4月6日であっても平成26年4月1日前に購入しているため改正前の消費税率5％が適用になります。

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☆今週号の編集責任者は　森正和　＆　中原敬和　でした。
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