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セットバック

2012年8月27日発行

 ◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00501 2012.8.27発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<セットバック>
 建築基準法上、原則として、建物は幅4m以上の道路に接している必要があります。しかし、世の中には4m未満の道路も存在するため、道路の中心線から2m後退した線が道路と敷地との境界線とされ、建物を建てる場合はこの境界線まで後退しなければなりません。このことをセットバックといいます。
 このセットバックは、税務面においては土地の評価に影響を及ぼします。セットバックを要する土地が相続税や贈与税の対象となった場合、そのセットバックをすべき部分は通常どおりに評価した金額から70%相当額を控除して評価することができます。つまり、土地の評価をするときには、その土地と接している道路の幅を調べ、セットバックが必要であれば土地の評価額が減少します。
 相続税や贈与税を計算する場合の土地の評価は、このセットバック以外にもさまざまな減価要素を考慮していく必要があります。
 
 □□税金クイズ□□
[問題]
 被相続人Aの自宅の敷地内に、相続人である子供が家を建築し居住していました。この場合の敷地の相続税評価として正しいものはどれでしょうか。なお、被相続人Aは子供から地代を収受していません。
①被相続人の自宅部分と子供の自宅部分を区分して評価し、子供の自宅部分は賃貸していたものとして評価する
②被相続人の自宅部分と子供の自宅部分を区分して評価し、子供の自宅部分の評価をゼロとする
③被相続人の自宅部分と子供の自宅部分を区分せず、敷地のすべてを被相続人Aが使用していたものとして評価する

 正解は一番下へ!↓↓↓

□□熱中症になってしまったら□□
 先日、人生で初めて熱中症を体験しました。熱中症の予防法は知っていましたが、実際になってしまったときの対処法を知らなかったので、かなり焦りました。
 熱中症になったときの対処法としては、日陰などの涼しい場所に移動し、衣類をゆるめて、体を水や氷で冷やしながら風を送るのが基本となります。しかし、意識がはっきりしない、もしくは意識がない場合には、すぐに救急車を呼び、上記の基本対処法を施すべきだそうです。また、いったん回復したつもりでも体内に影響が残っていたり、再発の恐れがあるため、必ず病院で診てもらい、しばらくは体をいたわる生活が必要なようです。
 2010年の夏には記録的な猛暑の影響で、熱中症による死亡者が年間1718人にのぼったそうです。熱中症は「人命にかかわる緊急事態」と思い、適切に対処することが大切です。まだまだ暑い日が続きそうですので、皆さんもお気を付け下さい。
 
 □□税金クイズの解答□□
[正解]③
 親の土地を使用して子供が家を建てた場合に、地代などを支払わず土地を賃借することを使用貸借といいます。この場合、子供がその土地を使用する権利の価額はゼロとして取り扱われ、相続税の計算をする際には、その土地は子供に貸している土地ではなく、自分が使っている土地として評価します。
 
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☆今週号の編集責任者は 佐原哲也 & 川合晃弘 でした。
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