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海外出向者の年末調整

2012年6月4日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン   №00489 2012.6.4発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<海外出向者の年末調整> 
 東日本大震災や円高の影響により、中小企業にも海外展開を図る企業が増えているそうです。今回は海外出向社員の年末調整についてです。
 所得税法第190条には「その年の最後の給与等の支払をする際に」年末調整をするように規定されています。また、「国外において継続して1年以上居住することを通常必要とする職業を有するもの」は、非居住者となります。よって、出向期間が1年以上になる場合には、出向者は「非居住者」となるため、出向前最後の給与支払時に年末調整をする必要があります。
 例えば今まで働いていた出向者の妻が、転勤によって仕事を辞めて一緒に海外に行くとします。今までは所得基準で配偶者控除を受けられていなかったとしても、出国時の現況で要件(合計所得金額が38万円未満、給与所得だけだとすると収入金額103万円未満)を満たしていれば、控除を受けることができます。海外出向者の年末調整時にはご注意ください。
   
 □□税金クイズ□□  
[問題]
 A社の給与は当月20日締め、当月25日払いです。5/10に出向期間2年の予定でA社の海外支店に出向した宮元君にも、通常通り5/25に日本本社から給与を支給する予定です。この場合、宮元君への給与支払い時に源泉徴収は必要でしょうか?

①必要
②必要ない

 正解は一番下へ!↓↓↓

  □□東京スカイツリー□□
 先日、高さ世界一の電波塔、東京スカイツリーが開業しました。開業初日はあいにくの雨でしたが、それでも周辺商業施設の東京スカイツリータウンでは、約21万9000人の来場者があったようです。また、開業後初めての週末を迎え、来場者の数は早くも100万人を超え、113万2千人に上がったとも発表されていました。予測では1年でディズニーリゾートと同水準の2500万人以上の来場者数が見込まれているそうです。
 さて、そんな話題集中のスカイツリーですが、私も興味がありつつも、今はとても混んでいるだろうから1年後辺り少し落ち着いてきたら行こうかな、などという気の長いことを考えています。そんな中、母親との会話の中でスカイツリーにいつ頃行くかという話しをしてみたところ、はとバスで天望デッキ内のレストランとセットになったツアーというものがあり、それを既に申込しており、6月中旬あたりに見学をしてくるとのことでした。
 天望デッキへの入場は完全予約制で、7月10日までのチケットは完売しているそうですが、こうした企画モノの入場券付きツアーはまだ空きがあり、今後も様々なツアーを計画しているそうです。面白いツアーがあったら参加してみるのもいいかなと思っています。皆さんもいかがでしょうか。
 
 □□税金クイズの解答□□
[正解]②
 給与計算期間の中途で出向している、すなわち国内源泉所得と国外源泉所得が存在している。給与等の計算期間が1月以下である。この2点を満たしていれば、宮元君に支給する給与は、非居住者に対する国外源泉所得の支払いとなりますので、源泉徴収を行う必要はありません。

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☆今週号の編集責任者は 川合晃弘 & 宮下菜保子 でした。
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