メールマガジン
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2012年3月19日発行
◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00479 2012.3.19発行◆◇◆
□□税務豆知識□□
<土地の面積>
相続税の計算をする場合の土地評価額は実際の面積によることが原則となっていますが、登記簿記載の面積が実際の面積とかけ離れている場合を除き、登記簿記載の面積で計算することができます。現実に、測量をするのは費用も時間も必要となるため、よほどのことがない限り登記簿記載の面積で計算します。
ただし、相続後に相続した土地を売却する場合には注意が必要です。土地を売却するときには地積測量をするのが一般的で、その後譲渡所得税の申告をする際、添付書類として売買契約書などを税務署へ提出する必要があるためです。
この情報が過去の相続税の申告内容と異なると相続税での申告面積が過少、または過大だったことになってしまいます。
相続税の申告が終わった後でもその土地の実際の面積が登記簿上の面積と異なることが判明した場合には、早めに相続税の申告内容を再検証しておきましょう。
□□税金クイズ□□
[問題]
私は昨年土地を売却しましたが、その際の測量で実際の面積が登記簿よりもかなり広いことが判明しました。過去の固定資産税は登記簿面積に基づいて計算されているようですが、固定資産税の修正や追加納付が必要になるのでしょうか?
①必要になる
②必要ない
正解は一番下へ!↓↓↓
□□ごみ袋の有料化□□
ごみの埋め立て地などの処理場の不足やごみ処理費用の高騰が問題となっている現状はみなさんもご存知のことと思います。
武蔵野市では、そのような社会情勢に鑑みて、ごみ袋の有料化が推進されています。ごみを減らせば、その分かかるお金も少なくて済むことから、より一層の分別・資源化が進み、ごみ減量の推進が図れることがねらいとのこと。
袋の大きさは、5リットル・10リットル・20リットル・40リットルの4種類で、袋の料金については、それぞれ10枚一組100円・200円・400円・800円となっています。
市民が出すごみの量に応じて、公平に費用を負担してもらうというのがごみ袋有料化の原則ですが、市内美化のために掃いた落ち葉や、子育てや介護のためにやむを得ず発生する紙おむつ類については、無料で回収してもらえるそうです。
私(宮元)の住んでいる練馬区ではまだごみ袋の有料化が実施されておらず、私自身、ごみを捨てることに対する問題意識が低いのが正直なところです。武蔵野市のような取り組みが環境のため、市民のため、どれだけの効果があるのかは定かではないですが、ごみを取り巻く環境問題に目を向けてみることも今後は必要だと思います。
□□税金クイズの解答□□
[正解]②
固定資産税の計算ルールは「地積は原則として土地登記簿に登記されている土地は登記簿に登記されている地積とし、土地登記簿に登記されていない土地については現況の地積によるものとする」となっています。つまり登記簿の面積が原則であり、実測によらなくてよいということです。
このため、実測面積と登記簿の面積が異なっていた場合でも固定資産税についての修正は不要です。
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☆今週号の編集責任者は 齋藤直樹 & 宮元健志 でした。
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