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評価の安全性

2012年3月5日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン   №00477 2012.3.5発行◆◇◆
□□税務豆知識□□
<評価の安全性>
相続税は、相続により財産を取得した場合に、その財産の評価額の合計が一定額を上回った場合に課税されます。では、財産の評価はどのように行われるのでしょうか。
相続税法では、特別の定めがあるものを除き、財産は時価によって評価する、と定めています。時価とは一般的には市場価格を指しますが、近年では市場も多種多様であり、いずれの市場価格をもって公正な時価とするかを定めることは、統一的な評価につながらない可能性があります。また、そもそも市場の存在しない財産(非上場株式など)もあり、的確な時価を把握することが困難な場合もあります。
そこで相続税法は、結果として財産の評価額が実際の市場価格よりも安くなるように、評価の安全性という概念を用いています。土地の評価に用いられる路線価は実際の市場価格×0.8くらいだ、という話をご存じの方も多いのではないでしょうか。これも評価の安全性の表れです。時価よりも相続税法上の評価額が高くなってしまうと、納めるべき相続税が過大になる可能性がありますし、なにより納税者心理として納得のいくものではありませんよね。このような調整を加えることで、相続税法上の評価額が実際の売買価格より低めに評価されるようになっています。
□□税金クイズ□□
[問題]
家電量販店を営んでいた父から商品を相続しました。この場合、相続税法上の正しい財産評価額に最も近い価額は次のうちどれでしょう。
①メーカー希望小売価格
②店頭販売価格
③仕入値
正解は一番下へ!↓↓↓
□□花粉症の季節□□
いよいよ今年も花粉症の季節到来です。今年の花粉の飛散予報では、大量であった昨年に比べ飛散量は大幅に減少するようです。しかしながら、花粉の飛ぶ量が少ないからといって症状が軽いとは限りません。やはり、毎年ある程度の対策を講じる必要があります。
そこで今年は、症状が出る前から薬を飲んでみることにしました。早目に飲み始めることで、症状の出る時期を遅らせ、花粉が飛ぶ最盛期の症状を軽くする効果が期待できるそうです。 今のところ、この対策は功を奏しているようですが、時期としてはこれからが本番ですので、結論はもう少し先ということになります、
花粉症の原因となる植物は、日本に約60種類も存在しています。これらの植物の花粉はそれぞれ飛ぶ時期が異なります。最近では多くの植物に反応してしまい、一年中症状が現れるという人もいるようです。
一時期はあらゆる花粉症グッズを試してみました。しかし最近では、十分な睡眠や適度な運動など健全な体調を維持することこそ、症状を軽減する最も効果的な方法ではないかと考えています。
□□税金クイズの解答□□
[正解]③
商品の価額は、その商品の販売業者が課税時期において販売する場合の価額から、その価額のうちに含まれる販売業者に帰属すべき適正利潤の額、課税時期後販売までにその販売業者が負担すると認められる経費の額及びその販売業者がその商品につき納付すべき消費税額(地方消費税額を含む。)を控除した金額によって評価することとされています。
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☆今週号の編集責任者は 須田裕行 & 佐原哲也 でした。
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