償却資産の申告 ｜ メールマガジン｜須田裕行税理士事務所

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン   №00469　2012.1.10発行◆◇◆

　□□税務豆知識□□
＜償却資産の申告＞
　1月31日を提出期限とする業務の1つに「償却資産の申告」があります。償却資産の申告は、法人や個人事業者が毎年1月1日現在で所有している事業用の償却資産を申告し、固定資産税の課税基礎とするものです。ただし、自動車税の課税対象となるもの、無形固定資産、繰延資産などは償却資産の課税対象とはならないので申告する必要はありません。
　本来、固定資産税は賦課課税方式の税金であるため、法人や個人事業者が自ら申告することはありません。しかし、納税者が所有する機械装置や備品（パソコン等）には登記・登録制度が無いため、固定資産税を課税する市町村役場はそれら全ての償却資産の所有者を特定することは非常に困難です。そのため、納税者側に自主的な申告を義務付けています。
　なお、国税（法人税・所得税）に関しては、中小企業者等の少額減価償却資産の特例により、取得価額が30万円未満の資産については取得価額の全額を経費に計上することが認められていますが、地方税（固定資産税）においては、そのような制度がないため償却資産の申告対象となります。このような制度の違いには十分にご注意ください。
　
□□税金クイズ□□　　
［問題］
　次の税金の中で賦課課税方式による税金はどれでしょう。
①消費税
②不動産取得税
③自動車取得税
　
　正解は一番下へ！↓↓↓　

　□□箱根駅伝□□
　今年の箱根駅伝は東洋大学の完全優勝で幕を閉じました。｢山の神｣と呼ばれた柏原選手の快走だけでなく、その他の選手も区間賞を5人が獲得するなど、まさに圧勝でした。　
　お正月の風物詩となった箱根駅伝は、正確には「東京箱根間往復大学駅伝競走」といい、大学駅伝の関東チャンピオンを決める大会として開催されています。そのため関東以外の大学は出場できないのですが、個人的には全国大会にして、さらに盛り上げてもらいたいと思います。また、箱根駅伝は順位や記録なども注目されますが、それ以外にも見所は満載です。特に、走り終わったあとに倒れ込む、全力を使い果たした選手の姿に感動してしまうのは私だけではないと思います。また、過去には、脱水症状を起こしたランナーが次のランナーに襷(たすき)を渡そうとして最後まで走る姿が、今でも私の目に焼きついています。
　毎年、2日間で10時間以上のテレビ中継から目が離せません。最近では、駅伝こそが人生の縮図だと思うようになりました。

　□□税金クイズの解答□□
［正解］②
　賦課課税方式とは、納付税額を税務署長等の処分により確定する方式のことをいいます。一方、消費税、自動車取得税は共に納税者自らが納付税額を計算し、申告することにより確定する申告納税方式により納める税金です。

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
☆今週号の編集責任者は　宮元健志　＆　佐原哲也　でした。
☆須田会計事務所のホームページも是非ご覧下さい。ＵＲＬは
　http://www.suda.gr.jpです。
☆アドレスの変更や配信中止については下記のアドレスまでご一報お願いします。
  mail@suda.gr.jp
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲