平成23年の路線価が公表されました
2011年7月25日発行
◆◇◆須田会計事務所メールマガジン №00447 2011.07.25発行◆◇◆
□□税務豆知識□□
＜路線価＞
今月初めに国税庁より平成23年分の路線価が公表されました。ご存知の方も多いと思いますが、路線価は相続や贈与で土地を取得した場合に、その取得した土地の評価額を算定するために使用するもので、毎年7月に公表されます。
路線価は毎年1月1日を基準として公示価格や売買実例価格などを基に決定されるもので、日本全国の主要な道路に付される1㎡あたりの土地の金額です。この金額を基に評価の対象となる土地の面積や形状、さらに利用状況などを考慮して評価した金額が相続税や贈与税の対象になります。
今回公表された路線価を見ると、今年も最高価格は銀座5丁目で1㎡あたり2200万円と驚くほど高額でしたが、前年と比べると120万円下がっており、全国的にも路線価は下落傾向にあるようです。
路線価は国税庁のホームページで簡単に見ることができますので、興味がある方は一度ご覧になってご自身の土地の評価をしてみてはいかがでしょうか。
路線価図はこちら→http://www.rosenka.nta.go.jp/
□□税金クイズ□□
［問題］
今年の1月に身内を亡くしたAさんは、相続により土地を取得しました。相続税の申告にあたってこの土地の評価をする際に使用する路線価は次のどちらになるでしょうか。
①1月時点で公表されている平成22年の路線価
②7月に公表される平成23年の路線価
正解は一番下へ！↓↓↓
□□［人］－伊藤博文□□
伊藤博文ってご存じですか？そう、野口英世や夏目漱石よりも前の、あの古い千円札の人です。お札に登場するくらいですからとても偉い人で、明治維新という革命に深く関わり、初代内閣総理大臣に就任して大日本帝国憲法を起草するなど、我が国の近代化に大きな足跡を残しました。
周防国(今の山口県)の貧しい百姓の家に生まれ、若い頃は伊藤俊輔と名乗っていました。吉田松陰の松下村塾で学び、当時の革命思想である「尊皇攘夷」に染まって、一時は高杉晋作らとともにイギリス公使館の焼き討ちを行うなど過激な行動も取りましたが、その後イギリス留学をして見聞を広め、外国と戦うことの無謀を知り、開国論に転じました。
維新後は薩長派閥の一員として我が国の近代化のために奔走しましたが、1909年、訪問中の中国ハルビン駅で韓国の革命運動家に狙撃され、亡くなりました。享年68歳。日本の歴史に大きな功績を残した政治家として、今も高い評価を受けています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E5%8D%9A%E6%96%87
□□税金クイズの解答□□
［正解］②
相続で取得した財産の評価額は相続開始時点の価額とされており、土地の相続開始時点の価額は、その年1月1日現在の評価額として7月に公表される路線価になります。
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