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自社株の評価

2011年7月19日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン   №00446 2011.07.19発行◆◇◆
□□税務豆知識□□
<自社の株価>
会社社長の皆様、自社の株価が気になりませんか?「出資したのは1,000万円だから評価額は1,000万円」とお考えの方もいらっしゃると思いますが、出資金額と現在の評価額は同額ではありません。
未公開であっても株式は所有者の財産ですので、相続が起こった場合や贈与をした場合には課税対象になります。この課税対象となる金額を認識しておかないと万が一相続が起こった場合に予想外の相続税を支払うことになってしまうかもしれません。
未公開会社の株価は会社規模に応じ、二種類の方法により計算した評価額を折衷し算定します。
・純資産価額方式
貸借対照表の純資産価額に一定の修正を加えて算出します。
・類似業種比準価額方式
国税庁が発表する業種ごとの株価・利益・配当・純資産額を自社の利益・配当・純資産額と比較し、その価額を算出します。
この二種類の価額を使い、会社規模に応じていずれかを選択、または双方を折衷して株価が算出されます。このため、「出資したのは1,000万円だから評価額は1,000万円」とはいかず、長年の利益の蓄積などが原因で相続税評価額と出資金額が乖離することとなります。
さらに、取得者の立場によっては配当還元価額という配当のみに着目した例外的評価がされる場合もあります。
このように、未公開株式の評価額は出資金額とイコールではありません。将来の相続税対策だけでなく、自社の株価が今いくらなのか判れば経営に対するモチベーションにつながるかもしれません。直近3期分の申告書があれば概算計算が可能ですので、気になりましたらぜひご相談ください。
□□税金クイズ□□
[問題]
未公開株式を純資産価額方式で評価をする場合、評価額が下がる要因となるのはどちらでしょうか。
①会社の資産に回収不能な売掛金がある場合
②会社の負債に多額の社長借入がある場合
正解は一番下へ!↓↓↓
□□[日焼け]□□
ここ2~3週間は厳しい日差しが降り注いでいます。週1回90分のテニスで私(川合)はもう真っ黒です。
紫外線を浴び続けることによって最も心配されるのが「皮膚がん」だと思います。紫外線による日焼けには肌が赤くなるサンバーンと肌の色が黒くなるサンタンの2種類があります。サンバーンは紫外線によって皮膚に化学物質が生成されるため、血管が拡張してしまう現象です。そしてサンバーンの数日後に、メラノサイトという色素細胞でメラニン色素が大量に生成され、皮膚が褐色になります。この状態をサンタンと言います。メラニンには皮膚の保護機能があり、メラニン合成能力が低い人(紫外線を浴びると赤くなるだけで黒くならない人)ほど皮膚がんになりやすいそうです。
一昔前までは、紫外線には体内のビタミンDをつくる働きがあるため、日光浴が体に良いとされていました。しかし最近ではビタミンDの生成には1日たった15分の日光浴で充分とされています。紫外線は薄曇りでは快晴時の60%、雨の日ですら30%も降り注いでいるそうです。小麦色にやけた肌は健康的に見えますが、帽子や日傘、日焼け止めクリームなどで紫外線対策をしましょう。
□□税金クイズの解答□□
[正解]①会社の資産に回収不能な売掛金がある場合
純資産価額方式により評価する場合、会社の資産負債は評価時点の価額で再評価されます。このため、会社の資産に無価値なものが含まれている場合それは除外され、評価額が下がります。
負債は原則として帳簿価額そのままで評価されますので、社長からの多額の借入金であっても除外されません。
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☆今週号の編集責任者は 齋藤直樹 & 川合晃弘 でした。
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