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交際費となるタクシー代

2011年6月13日発行

◆◇◆須田会計事務所メールマガジン  №00441 2011.06.13発行◆◇◆

 □□税務豆知識□□
<交際費となるタクシー代>
 タクシー代はすべて旅費交通費。このような取扱いをしていないでしょうか。税法上、タクシー代でも交際費とすべき場合があります。
 例えば、得意先を接待する場合に、その得意先を飲食店まで送迎するためのタクシー代は交際費に該当します。さらに、接待終了後、その得意先を自宅まで送った場合のタクシー代も交際費となります。これに対し、自社の役員が他社から接待を受けるため、飲食店までタクシーを利用した場合には旅費交通費となります。
 この判断基準は、そのタクシー代が接待をするためのものか、接待を受けるためものかという点にあります。前者は「接待をする」場合ですので交際費、後者は「接待を受ける」場合ですので旅費交通費に該当します。
 得意先を接待するための飲食費については、1人当たりの費用が5,000円以下であれば、交際費に該当しないことは広く認識されています。しかし、それに付随するタクシー代も交際費となる場合がありますので、適切な取扱いをお願い致します。

 □□税金クイズ□□  
[問題]
  A社では、先日、幹部社員のみの慰労会を居酒屋で行いました。1人当たりの費用は3,000円だったのですが、この経費は、税法上、次のうちどれに該当するでしょうか。
①福利厚生費
②交際費
③会議費
  正解は一番下へ!↓↓↓ 

 □□[おすすめ散歩コース]-六義園□□
 東京都文京区本駒込六丁目、都会のど真ん中に「六義園(りくぎえんと読みます)」という美しい庭園があります。
  その歴史は古く、起源は江戸時代にさかのぼります。五代将軍・徳川綱吉から与えられたこの地に、山梨県(甲斐国)出身の大名、柳沢吉保が7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造営しました。完成は1695年、当初から小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられていたとのことです。
 園内には大きな池や築山があり、しだれ桜や赤松・黒松などの巨木がゆったりと配置されていて、歴史を感じさせるとても素晴らしい空間となっています。
  入園料は大人300円、地下鉄南北線の「駒込駅」から徒歩7分。2時間もあれば十分に堪能できる手軽な散歩コースです。今度のお休みの日にいかがですか?
 http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html

  □□税金クイズの解答□□
[正解]②交際費
 社内の特定の者だけが参加する懇親会や慰労会等の経費は交際費に該当します。得意先など社外の者が参加するものに関しては、1人当たりの支出額が5,000円以下であれば、交際費の範囲から除かれます。

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☆今週号の編集責任者は 佐原哲也 でした。
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